犬 トイレを覚えない。 犬のトイレの回数・トイレ覚えない・しつける方法・トイレの場所を変えるときの注意点・失敗を防ぐ方法・トレーからはみ出すのを防ぐ方法・トイレで寝る

犬がトイレを覚えないならオムツはアリ?清潔の秘訣や3つの注意点

犬 トイレを覚えない

犬が室内のあちこちで粗相をするというのは困りものです。 できれば室内は汚さないで欲しいと思うことでしょう。 なぜ犬はトイレ以外の場所で排泄、すなわち粗相をしてしまうのでしょうか。 ほとんどの方は、「犬がトイレの場所を覚えないからだ」と考えていると思います。 ですが、実際には、そうでないことのほうが多いのです。 粗相の原因には以下のようなものがあります。 犬の粗相の原因とは 犬がトイレ以外の場所で粗相をしてしまうときには、以下のような原因が考えられます。 病気によるもの まずは病気がないかどうかをチェックしましょう。 もっとも一般的なのは「下部尿路疾患」です。 これは膀胱炎、尿道炎や結石症などの総称で、頻尿や血尿、排尿困難などの症状があります。 この病気になると排泄のコントロールができなくなって、トイレ以外の場所で排泄することがあります。 排泄の格好をするのに尿が出ない、もしくは少量しか出ない、よく性器を舐めるなどの症状が見られたら、下部尿路疾患を疑ってみましょう。 そのほか、水頭症や後頭骨・頚椎形成不全などの影響で、頻繁に排泄したり、粗相したりすることがあります。 これらの疾患は小型犬や超小型犬には非常によく見られますが、簡単に治るものではないので、粗相も受け入れてあげることが必要になります。 それ以外にも、神経系の疾患などで粗相していることもありますので、動物病院で相談してみるといいでしょう。 ストレスによるもの もっとも多いのがストレスによるものです。 わたしたちも、大事な試験やプレゼン、発表会の前などには、緊張してトイレに行きたくなるということがあります。 これは緊張に伴う精神的なストレスが原因です。 よく室内を走り回っている犬は、頻繁に排泄しますが、これは興奮によるストレスと、運動による刺激が原因です。 慢性的なストレス状態では頻尿が起こりやすくなりますし、さらに犬特有のマーキング(少量の尿をあちこちにかける)を頻繁にするようになります。 ひどい場合は、数秒に1度という頻度でマーキングすることもあります。 とくにケージやクレートなどに閉じ込めていた犬を、ケージから開放したときに、このような頻繁なマーキングがよく見られます。 これは「犬がトイレの場所を覚えていない」のではなく、また一般的に言われているように、「縄張り意識からマーキング」しているのでもありません。 自分では出ることができない狭い場所に閉じ込められているストレスが原因の、ストレス反応なのです。 ですから、叱っても直りませんし、トイレの場所を教えても解決しません。 それは、わたしたちが緊張したときに、トイレに行きたくなるのを抑えることができないのと同じ理由によるものです。 長時間留守にして帰宅したときに、犬が靴の上に粗相していたなどということがあります。 「腹いせ」にわざとやったのだと思いがちですが、犬は「腹いせ」などしません。 叱ったあとに粗相した場合も、同じことが言われますが、どちらもストレスによるものです。 何らかの理由でトイレに行けない 意外と見落としがちなのが、物理的にトイレに行けない、あるいは心理的に行けないために、粗相をしていることがあるということです。 たとえば、外で排泄するのが好きな犬が、室内に閉じ込められてしまったら、我慢するか粗相するかしか選択肢がなくなります。 我慢できなくなれば粗相するしかないでしょう。 夜寝る前に排泄させれば、通常の成犬は朝まで我慢できますから、そうしてあげましょう。 心理的に行けないというのは、室内トイレを使っていて、トイレシートが汚れているのが嫌で、シートの外にするというようなケースです。 このような場合は、常にトイレを清潔に保つようにしましょう。 トイレシートの素材が嫌いということもあるので、お好みのものを見つけてあげます。 使い捨てのものだけでなく、洗える布シーツもあります。 また、一度粗相を叱られてしまうと、「排泄すると叱られる」と学習してしまったがために、トイレに行けなくなる犬もいます。 そうなると、人から見えない物陰に隠れて排泄するようになりますし、叱られるストレスで頻尿になるためさらに叱られて、悪循環から抜け出せなくなります。 叱るのはきっぱりやめて、犬が安心かつ安全に排泄できるように、そっとしておいてあげましょう。 このような場合は外で排泄する習慣にすると、失敗なくできるので犬も安心です。 ストレスで粗相をするようになってしまった犬への対処法 それでは、粗相をするようになってしまった犬には、どのように接すればいいでしょうか。 何が原因であっても、排泄の失敗には多かれ少なかれストレスがかかわっているので、まずはストレスを減らすことが大切です。 ストレスの原因には次のようなものがあります。 ・叱責• ・犬の要求を無視すること• ・ケージやサークルの使用• ・自由に部屋を行き来できないこと• ・一日に6時間を越える留守番• ・ボール投げや追いかけっこなどの興奮するような遊び• ・早足での散歩• ・人間の命令に従わせるトレーニング• ・室内で人間がバタバタと行き来すること• ・かまいすぎ• ・家族のけんかや不和• ・旅行や外出に連れて行くこと• ・食事や散歩の時間が決まっていないこと• ・散歩から帰って足を拭くこと• ・シャンプーやトリミング• ・食事や散歩の時間が決まっていないこと• ・人間の希望を押し付けること これらを可能な限り改善してみましょう。 根本原因がなくなれば、問題は解決します。 根本原因をそのままにしておいて、いくら対症療法を行っても、たいした効果は得られません。 このことをしっかり認識することが大切です。 とくに粗相は、ストレスが原因であることが圧倒的に多いので、ストレスマネジメントが決定的に重要です。 その上で、トイレでない場所で排泄するという習慣をなくすようにしていきます。 排泄は「屋外」でさせる 動物は自分の巣穴を汚さないという習性があります。 犬も本来は、自分の生活スペースを汚さないものです。 ところが、子犬のころに、ペットショップで長い間狭いショーケースの中に入れられていて、その場で排泄することを余儀なくされた犬は、生活スペースをきれいに保つことにあまり関心を示さなくなります。 また、高ストレス状態が続いて粗相し続けた犬も、同じような傾向があります。 粗相の習慣がついた犬には、排泄は屋外でするというわかりやすいルールから始めたほうが、うまくリセットできます。 ヨーロッパでは犬は基本的に室内で飼育するのが一般的ですが、排泄はかならず外でさせます。 室内トイレもトイレシーツも売っていません。 代わりに、6時間に1度排泄のために外に出さなければいけないという法律がある国さえあります。 そのおかげで、トイレの粗相はほとんど問題になりません。 トイレのタイミングで外に出せば、家の中で粗相をせずにすむのです。 外での排泄を習慣にするには、決まったスケジュールで犬を外に連れ出すだけで十分です。 それによって犬は巣を汚さない習性を取り戻すことができます。 そのためには、次のようなスケジュールで、犬をトイレに連れ出すといいでしょう。 朝、犬が起きた直後• 朝の散歩• 朝の散歩と夕方の散歩の間が長いときはその間に1回• 夕方の散歩• 寝る前 排泄のための外出は、短時間でかまいません。 ただし、排泄の時間は犬の状態によります。 ストレスレベルが高いと興奮しやすいので、短時間では帰らないことがありますが、ストレスレベルが下がってくれば、文字通り、排泄をするだけで家に帰ってくれます。 子犬の場合は、上記以外に、食後と寝て起きた後にも毎回トイレに連れ出します。 成犬も子犬も、間に合わなかったときのために、室内にもトイレを設置しておきます。 ですが、室内トイレはあくまでも予備であり、外で排泄する習慣にしたほうが、早く巣を汚さない習性を思い出してもらえます。 外トイレが習慣になると粗相の問題はなくなる 外での排泄が習慣になると、留守番のときに困るという人がいるかもしれません。 ですが、排泄を我慢できないほどの時間(目安は6時間)、留守にしないということは、犬のQOL(生活の質)を保障し、ストレスを増やさないために、とても重要なことです。 もし、犬を6時間以上留守番させなければならない状態で犬と暮らし始めてしまった場合には、ペットシッターを利用することをおすすめします。 プロでなくても、身内や友達、近所の方などでも十分です。 また、外で排泄する習慣をつけると、病気になったときに困るという人がいます。 ですが、自力で歩けないということは、イコール寝たきりということです。 寝たきりになればオムツを使用するか、ペットシーツなどを敷きます。 もし高齢になったとしても、排泄のときにはきちんとトイレに行こうとするものです。 それは外でも室内でも同じです。 トイレに行けない状態というのは寝たきりということです。 寝たきりになったら防水シーツ(ペットシーツなど)を使用します。 これは人間とまったく同じです。 また、雨や嵐の日に困るという人もいますが、そういう日には外でトイレだけすばやく済ませればOKです。 室内にもトイレがあれば、犬も雨の日にはそれを使うかもしれません。 外トイレにすると、気分転換にもなるので、犬はよりいっそう落ち着きます。 室内も清潔に保てるので、一石二鳥です。 ぜひとも外トイレの習慣をはじめてみましょう。

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うちの犬がトイレを覚えない!その理由としつけ方法は? | わんこの大学

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トイレの失敗をした犬に向かって大声を出すのはNGです。 たとえばじゅうたんの上でおしっこをしている子犬に駆け寄り、「あ~あ~!」と大声を出して嘆いたとします。 すると子犬は「おしっこをすると構ってもらえる!」という具合に、 排泄行為と飼い主の関心というごほうびを結びつけて覚えてしまうのです。 その結果、退屈しのぎや寂しいときなど、飼い主の気を引くためわざとトイレ以外の場所で排泄をしてしまうかもしれません。 で詳しく解説したように、飼い主が注目して構ってあげること自体が、犬にとっての報酬になります。 ですから、望ましくない方向に犬の行動を仕向けないよう、不用意な歓声(きゃ~!)、嘆息(あ~あ)、駆け寄り等の行動は、極力慎むようにします。 粗相した場所に鼻を押し付ける トイレを失敗した現場へ犬を連れて行き、排泄物に鼻を押し付けるという行為はNGです。 日本国内では数十年前から、上記したような都市伝説的なトイレトレーニングが横行しており、ひどいときはペットシーツのパッケージに、「正しいしつけ方」と称してプリントされていた時期もあるようです。 しかし犬のやでも詳しく解説したとおり、犬は数分前の出来事と現在与えられている罰の因果関係を結びつけることができません。 また、仮に現行犯でつかまえたとしても、排泄物に鼻をくっつけるという行為自体が、犬にとっての罰になっていない可能性もあります。 なぜなら、排泄物に鼻を近づけてクンクン嗅ぐことは、犬の生理的な行動の一つだからです。 つまり「排泄物に鼻を押し付ける」という行為には 全く意味が無いばかりか、下手をすると犬と飼い主の信頼関係を損なう危険性があるわけです。 最近ではこうしたしつけ方を書籍の中で見ることはほとんどありませんが、万が一、伝言ゲーム的にこうした噂を聞いたことのある人は、安易な情報に流されないよう注意しましょう。 NEXT:しつけの実践 生後間もない子犬や、家について間もない成犬が粗相をしてしまった場合、それはおそらくただ単にトイレの位置を知らないだけです。 「しつけ直す」前に「しつける」必要性があるため、以下のページを参考にして、まずは犬にトイレの位置を教え込みましょう。 また、床の匂いをかいだあとにおしっこをする場合は、そこに 自分、もしくは同居犬のおしっこやうんちのにおいが残っている可能性があります。 犬は前にトイレとして使ったのと同じ場所を再利用する習性がありますので、突き詰めて考えるとこれは飼い主の側の対応不足が粗相の一因です。 ペット用の臭い消しなどを用いて、部屋の中からなるべく排泄の痕跡をなくすように努めましょう。 病気や怪我でトイレを失敗する トイレの微妙な変化が気に食わず、別の場所で排泄をしてしまうことがあります。 たとえばトイレの近くにカサカサ音のなる上着など、犬が怖がるようなものがあったり、エアコンの風が微妙に当たるなど、人間からするとどうでもよい些細なものが、犬にとっての脅威になることがあります。 を参考にしながら、犬に違和感を与えるような変化が無かったかどうかを確認してみましょう。 また、引っ越しで家の様子ががらりと変わったときなども、トイレの失敗を誘発することがあります。 この場合は、トイレの場所や取り囲む雰囲気を、なるべく前の家のものと近づけるようにしてみましょう。 それでもだめな場合は、を参照しつつ、1からトイレトレーニングを再開します。 なお、ただ単にトイレが汚いことが原因のこともあります。 その場合、こまめにトイレを掃除して清潔を保つことが解決策であることは、言うまでもありません。 素材嗜好性 素材嗜好性(そざいしこうせい)とは、排泄するときの足元の状態に対する好みのことです。 子犬は3~5週齢までに排便反射を発達させ、母犬の刺激がなくても排泄ができるようになります。 その後7. 5~8. 5週齢ごろから上記「素材嗜好性」を発達させるようになり、ある特定の素材や場所でのみ排泄をするように学習します。 ペットシーツを急に新聞紙に変えたり、部屋の隅にあったトイレを逆側に移動したりすると、犬目線から見るとなんとなく気に食わず、結果としてトイレの失敗をしてしまうという訳です。 服従行動でおもらしする 子犬、メス犬、自信のない犬、虐待経験のある犬などは、 服従行動の一部としておもらししてしまうということがあります。 服従行動(ふくじゅうこうどう)とは、優位とみなしている人や犬に対し、「自分はか弱い子犬です!どうか傷つけないでください…」とアピールすることです。 具体的にはしっぽを足の間に挟んで仰向けになり、耳を下げて視線をそらしたりします。 さらにエスカレートするとその体勢のままチョロッと少量のおしっこを出してしまいます。 これは子犬が母犬に対して見せるしぐさそのものです。 「反省の印」と解釈している人もいますが、どちらかといえば優位にある犬や飼い主のご機嫌を取ろうとするための行動ですので、あえて表現するなら ゴマすりションとなるでしょう。 根本的に解決するためには、行動療法が効果的です。 具体的にはペット用のオムツなどを一時的に装着し、犬に向かって手を伸ばす、目を見つめるなど、犬の服従行動をあえて誘発してみます。 もし犬が服従行動を取ったら、その瞬間犬を放置して完全に無視しましょう。 服従姿勢をとることと無視されるという精神的な罰が結びつき、徐々に仰向けにならなくなったら大成功です。 この手順を繰り返し、だんだんとオムツをはずした状態に移行していきます。 上記した方法がうまくいかない場合は「カウンターコマンディング」を試してみるのも良いでしょう。 カウンターコマンディングとは両立できない行動をとらせることにより一方の行動を打ち消してしまうことです。 例えば「仰向けになる」という行動と「お座りする」という行動を同時に行うことはできません。 犬が何らかのきっかけで服従姿勢をとっておしっこをしそうになる直前、「お座り」と命じてみましょう。 服従姿勢が中断されその結果としてのごますりションもなくなります。 なお、もし犬の服従行動を誘発するのが「ベルトを犬に向かって振り上げる」など、かなり限定的な行動である場合は、そうした行動を犬の前で見せないという単純な心がけだけでも十分防止できます。 当然のことながら、「怒鳴る」「叩く」「蹴る」といった体罰を飼い主がやってはいけませんし、「しつけ」と称して体罰を用いているドッグトレーナーも頼ってはいけません。 犬が反省しているような顔を見せることがありますが、実際は反省しているのではなく恐怖を感じて縮こまっているだけです。 強い恐怖心がおもらしを引き起こすことがあります。 おしっこをもらしたときは 尿失禁(にょうしっきん)、そしてうんちをもらしたときは 遺糞症(いふんしょう)などと呼ばれます。 いずれにしても、服従によるお漏らしとは違い、爆発的で大量であること、そして震える、尻込みする、耳を下げるなど、恐怖に伴う他のサインが見られることが特徴です。 解決策はまず、恐怖の対象を排除することです。 を参考にしながら、一体何が犬の恐怖心をあおっているのかを探ってみます。 人間には思いもよらないものが、犬にとっては脅威の対象となることもありますので要注意です。 根本的な解決策は恐怖に対する脱感作(だつかんさ)です。 脱感作とは、犬を激しく動揺させる刺激を、弱いものから段階的に強めていき、徐々に慣らしていくという手法のことです。 特に雷を始めとする音の恐怖症に対する効果が認められており、うまくいけば恐怖による失禁等を予防することができます。 「犬をいろいろな音に慣らす」を参考にしながら少しずつ犬を慣らしてみて下さい。 なお当然のことながら、犬を叩いたり蹴飛ばしたりするといった体罰を行っている場合、人間の存在自体が恐怖の対象になります。 飼い主がやってはいけませんし、「しつけ」と称して体罰を用いているドッグトレーナーも頼ってはいけません。 過剰な興奮でおもらしする 興奮しすぎた犬が、勢い余っておもらししてしまうというパターンもあります。 いわゆる うれション(英語:Excitement Pee)というやつですが、防止するためにはまず犬のストレスを溜めないことが重要です。 具体的にはを参考にしながら、犬がもっている生理的な欲求や行動欲求を理解し、何か足りないものは無いかどうか確認します。 もし犬に対する配慮が足りず、何らかの欲求不満が前提としてある場合は、その欲求が満たされた瞬間の興奮がうれションになりやすくなります。 たとえば、8時間留守番させられた後、飼い主がやっと帰ってきたという状況などです。 食べる、飲む、最適な温度調整をするといった基本部分はもちろんのこと、探索する、追いかける、遊ぶ、触れ合うといった行動欲求をなるべく満足させるような生活習慣に切り替えてみましょう。 具体的には、1日2食を3食に切り替えてみたり、出かける前に十分な量の散歩とスキンシップを図る、などです。 こまめに犬の欲求をガス抜きしておけば、特定の状況における爆発的な興奮を抑えることができ、これがうれション防止になります。 分離不安でトイレを失敗する 愛着を抱いている人と別離状態にあることが、トイレの失敗の原因となることもあります。 飼い主など、慣れ親しんだ人と離ればなれになったとき、異常に不安を覚える状態を 分離不安(ぶんりふあん)といいます。 飼い主が家にいるときは決してしないにもかかわらず、特定の人物が家にいないときだけ粗相をしてしまうような場合は、この分離不安がトイレの失敗を誘発していると考えられます。 その場合、トイレのしつけをしても意味はなく、不安を解消してあげることが根本的な解決となります。 具体的にはを読んで分離不安を軽減したり、あるいはで独りでいることに対する拮抗条件付け(苦痛の元を逆に快感の元に転換すること)を施すことが一助になるでしょう。 分離不安に関しては「犬の留守番のしつけ」でも詳しく解説してありますのでご参照下さい。 マーキングでおもらしする 去勢とマーキング B. うち1頭は2週間以内、残りの4頭は半年後に変化が見られたとのこと。 また、去勢時の犬の年齢と効果との間に相関はなかったそうです。 マーキングは、実はメス犬にも見られる行為です。 メス犬の場合は後足を上げてするほか、しゃがみこんでおしっこをする場合もあります。 メス犬がマーキングする意味は、他のメス犬に対する優位性アピール、そしてオス犬に対する発情期アピールなどです。 メス犬のマーキングは発情期が過ぎると自然と収まりますので、あまり気にする必要はありません。 オス犬にしてもメス犬にしても、おしっこをしようと後足を上げたりしゃがみこんだ瞬間、水鉄砲などで驚かすという方法があります。 罰を用いた弱化の一種ですが、タイミングさえ間違わなければ、うまくマーキングを予防できる可能性があります。 ただし犬を驚かせるのは、犬が指定トイレ以外でおしっこをしようとしている瞬間だけにしてください。 行動をうまく中断できたら本来のトイレに誘導してあげましょう。 飼い主の注意を引くためにわざとトイレの失敗をする犬がいます。 たとえば、「しゃがみこんだら飼い主がやってきて外に連れ出してくれた」という記憶をもっている犬などは、外に行きたいがためにわざとおしっこをトイレ以外の場所ですることがあります。 これは一例ですが、「トイレ以外の場所で排泄すること」と「飼い主の関心」という精神的ごほうびを結び付けて学習してしまっている犬の場合、わざと粗相をするというパターンがありうるわけです。 解決策は、学習の消去です。 つまり、粗相と飼い主の関心というリンクを断ち切ってしまうのです。 具体的には、排泄行為に対して怒りたい気持ちをこらえ、じっと無視します。 その後、犬が排泄場所から遠のいた瞬間を見計らって排泄物の処理をしましょう。 逆に指定のトイレで排泄できた場合は、おやつを与えたりおもちゃで遊んであげるなどしてうんとごほうびを与えます。 こうした態度を 家族全員が一貫して根気よく行うことにより、犬は自分にとってどちらが得策かを自然と理解していくはずです。 多少時間がかかりますが、ここは飼い主と犬との根競べと思って我慢しましょう。 トイレの失敗・正しい対処 もし犬がトイレ以外の場所に粗相をしてしまったら、しばらく時間を置き、犬をその場所から隔離(かくり)します。 飼い主の姿が犬から見られない状況になったら、汚れた場所をタオルやペットシーツなど吸水性のあるもので拭いたり、うんちを取り除くなどします。 そして忘れずに、その場所に消臭スプレーを掛けておきましょう。 なぜなら犬は自分のおしっこやうんちの匂いのある場所に、再び用を足そうとする習性があるからです。 この対処法は、家族全員が統一して行うようにします。 また、犬が粗相を通して飼い主に求めているものが何なのかを考えてみることも重要です。 散歩、遊び、新しいおもちゃ、他の犬とのふれあいなど、犬の欲求の中で満たされていないものがあると、その欲求不満の表明として粗相をすることがあります。 下記リンク「犬の欲求」を参考にしながら、犬にストレスを与えていないかどうかを見直してみましょう。 トイレの中での不快な体験 トイレの中での不快な体験がきっかけとなってトイレの失敗をするようになる犬がいます。 不快な体験とは、例えばトイレを使っているときに火災報知器が鳴ってけたたましい音が部屋中に鳴り響いたとか、キッチンでお皿を落として「ガチャン!」と大きな音が鳴ったとか、うんちをしているときに子供がふざけて後ろから「ワッ!」と驚かせたなどです。 こうした意図的もしくは偶発的なできごとを体験した犬は、「トイレ」という場所と不快感をリンクしてしまい「トイレは怖い!」と思うようになってしまいます。 人間でも、トイレに入っているときに大きな地震が来て怖い思いをしたら、同じトイレを使うのが何となく嫌になりますが、だいたい同じようなものです。 犬がトイレの失敗をするようになった直前、「不快な体験」に相当するような出来事がなかったかどうかを確かめてみましょう。 もしあった場合は、トイレのしつけを一からリスタートする必要があります。 それでもうまくいかない場合は、トイレトレー、トイレシーツ、トイレの場所を変え、不快感とリンクしている古いトイレのセッティングをすべてリセットしてしまいます。 避妊手術後にちょろっと漏れる メス犬の避妊手術が尿もれの原因になることがあります。 歩いているだけでちょろっとおしっこが出てしまうこうした尿失禁は「 尿道括約筋機能性尿失禁」(Urethral sphincter mechanism incompetence, USMI)と呼ばれます。 おしっこの通り道を調整している尿道括約筋が機能不全に陥り、排尿を自律制御できなくなった状態のことですが、発症メカニズムに関してはよくわかっていません。 尿失禁を発症するのは、一般的に手術の直後ではなく、子宮卵巣切除術から2~4年経ってからの方が多いといいます。 量が多い場合はおむつやマナーパンツで対策を施したほうがよいかもしれません。 成長した時の体重が25kg超になることが予想される中~大型犬に関しては、避妊手術を施すタイミングが尿失禁のリスクになりうるため注意が必要です。 具体的には 早ければ早いほどリスクが低下するという関係性が指摘されています。 詳しくは以下のページをご参照ください。 車の中でおもらしをする 犬を 車に乗せることが粗相の原因になることがあります。 乗車前にしっかりとトイレを済ませておけば失敗の確率はぐんと減るでしょう。 お漏らしの原因か慣れないドライブによる恐怖心や不安感である場合、日頃から車に乗せる訓練を行っておけば軽減することができます。 犬を旅行に連れていくシチュエーションなど、長時間のドライブが必要でクレートに閉じ込めておくのが現実的でない場合もあるでしょう。 そんな時はあらかじめ車の座席に使い捨てのタオルや防水シートを敷いておきます。 またこまめに休憩を取って膀胱に溜まったおしっこを車の外で出してあげることも重要です。 犬を車に乗せるしつけ方や、ドライブするときの注意点に関しては以下のページで詳しく解説してありますのでご参照ください。 冬になると失敗が増える 老齢が原因でトイレを失敗することがよくあります。 ご自分の飼われている犬が高齢になり、今までトイレに失敗することがなかったのにいきなり失敗の回数が増えてきたという場合は老化によるトイレの失敗とお考え下さい。 「老境」の目安は小型犬なら9~13歳、中型犬なら9~11歳、大型犬なら7~10歳、超大型犬なら6~9歳です。 犬のトイレの失敗の原因が老化である場合、飼い主の側では以下のように対応します。 まず、家を汚された生理的な不快感から、どうしても感情的になって犬を叱りたくなりますが、犬が嫌がらせでわざとやっているわけではないので むやみに怒らずじっと我慢してあげましょう。 学校で一番の成績をとりたくて頑張ったのに、思い通りの点数が取れないときもあるでしょう。 そんな時に親から「どうして一番取れないの!ちゃんと勉強したの?!」と叱られたら切ないですよね?それと同じです。 汚れや着色を取る際は重曹、セスキ炭酸ソーダ、クエン酸などを用います。 重曹スプレーやシミ抜きスプレーなどが市販されていますので活用しましょう。 またペット用の消臭スプレーには多くの場合、塩素系漂白剤の主成分である次亜塩素酸が含まれていますので、除菌とともに多少の漂白効果が期待できます。 色落ちが心配な場合は酸素系漂白剤である過酸化水素や過炭酸ナトリウムのほうが適していることもあります。 シミ取り剤は自分で作ることもできます。 使う材料はお湯(200cc)、食塩(スプーン1杯程度)、食器用洗剤(スプーン1杯程度)、消毒用アルコール(スプーン2杯程度)、ホワイトビネガー(50cc程度)です。 上記材料をよくかき混ぜたらカーペットのシミ部分に染み込ませます。 汚れが浮き上がったらきれいなタオルやスポンジでゴシゴシこすりましょう。 ある程度汚れが落ちたら「重曹」(ベーキングソーダ)を軽くふりかけて水分を吸収させます。 この間犬が近づかないようカバーなどをかけておいて下さい。 水分が飛んだら重曹を掃除機で吸い取って完了です。 ビネガーの匂いが残ってしまいますので、面倒でも重曹を使って水気と臭いを飛ばしたほうがよいと思います。 ベッドであればシーツ、ソファーであればクッションや座布団、布団であれば布団カバー、こたつであればこたつカバーなどです。 捨てるのがもったいないという場合は、臭いが完全に消えるまで洗濯を繰り返します。 一旦つけ置き洗いをして汚れや臭いがある程度取れてから洗濯機に入れるという手順でも良いでしょう。 交換できない部分の繊維に染み込んだ水分は、タオルなどでおしっこを吸い取った後、重曹の粉末をかけて吸い取らせましょう。 水分が取れたらペット用消臭スプレーで除菌・消臭します。 寝具は総入れ替えするのが難しい場所ですので予防が大事です。 寝室を立ち入り禁止にしたり、あらかじめ防水シートを敷くなどの対策が効果的です。

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犬がトイレを覚えない理由は”これ”だった!成功に導くトレーニングの工夫とは?

犬 トイレを覚えない

犬が室内のあちこちで粗相をするというのは困りものです。 できれば室内は汚さないで欲しいと思うことでしょう。 なぜ犬はトイレ以外の場所で排泄、すなわち粗相をしてしまうのでしょうか。 ほとんどの方は、「犬がトイレの場所を覚えないからだ」と考えていると思います。 ですが、実際には、そうでないことのほうが多いのです。 粗相の原因には以下のようなものがあります。 犬の粗相の原因とは 犬がトイレ以外の場所で粗相をしてしまうときには、以下のような原因が考えられます。 病気によるもの まずは病気がないかどうかをチェックしましょう。 もっとも一般的なのは「下部尿路疾患」です。 これは膀胱炎、尿道炎や結石症などの総称で、頻尿や血尿、排尿困難などの症状があります。 この病気になると排泄のコントロールができなくなって、トイレ以外の場所で排泄することがあります。 排泄の格好をするのに尿が出ない、もしくは少量しか出ない、よく性器を舐めるなどの症状が見られたら、下部尿路疾患を疑ってみましょう。 そのほか、水頭症や後頭骨・頚椎形成不全などの影響で、頻繁に排泄したり、粗相したりすることがあります。 これらの疾患は小型犬や超小型犬には非常によく見られますが、簡単に治るものではないので、粗相も受け入れてあげることが必要になります。 それ以外にも、神経系の疾患などで粗相していることもありますので、動物病院で相談してみるといいでしょう。 ストレスによるもの もっとも多いのがストレスによるものです。 わたしたちも、大事な試験やプレゼン、発表会の前などには、緊張してトイレに行きたくなるということがあります。 これは緊張に伴う精神的なストレスが原因です。 よく室内を走り回っている犬は、頻繁に排泄しますが、これは興奮によるストレスと、運動による刺激が原因です。 慢性的なストレス状態では頻尿が起こりやすくなりますし、さらに犬特有のマーキング(少量の尿をあちこちにかける)を頻繁にするようになります。 ひどい場合は、数秒に1度という頻度でマーキングすることもあります。 とくにケージやクレートなどに閉じ込めていた犬を、ケージから開放したときに、このような頻繁なマーキングがよく見られます。 これは「犬がトイレの場所を覚えていない」のではなく、また一般的に言われているように、「縄張り意識からマーキング」しているのでもありません。 自分では出ることができない狭い場所に閉じ込められているストレスが原因の、ストレス反応なのです。 ですから、叱っても直りませんし、トイレの場所を教えても解決しません。 それは、わたしたちが緊張したときに、トイレに行きたくなるのを抑えることができないのと同じ理由によるものです。 長時間留守にして帰宅したときに、犬が靴の上に粗相していたなどということがあります。 「腹いせ」にわざとやったのだと思いがちですが、犬は「腹いせ」などしません。 叱ったあとに粗相した場合も、同じことが言われますが、どちらもストレスによるものです。 何らかの理由でトイレに行けない 意外と見落としがちなのが、物理的にトイレに行けない、あるいは心理的に行けないために、粗相をしていることがあるということです。 たとえば、外で排泄するのが好きな犬が、室内に閉じ込められてしまったら、我慢するか粗相するかしか選択肢がなくなります。 我慢できなくなれば粗相するしかないでしょう。 夜寝る前に排泄させれば、通常の成犬は朝まで我慢できますから、そうしてあげましょう。 心理的に行けないというのは、室内トイレを使っていて、トイレシートが汚れているのが嫌で、シートの外にするというようなケースです。 このような場合は、常にトイレを清潔に保つようにしましょう。 トイレシートの素材が嫌いということもあるので、お好みのものを見つけてあげます。 使い捨てのものだけでなく、洗える布シーツもあります。 また、一度粗相を叱られてしまうと、「排泄すると叱られる」と学習してしまったがために、トイレに行けなくなる犬もいます。 そうなると、人から見えない物陰に隠れて排泄するようになりますし、叱られるストレスで頻尿になるためさらに叱られて、悪循環から抜け出せなくなります。 叱るのはきっぱりやめて、犬が安心かつ安全に排泄できるように、そっとしておいてあげましょう。 このような場合は外で排泄する習慣にすると、失敗なくできるので犬も安心です。 ストレスで粗相をするようになってしまった犬への対処法 それでは、粗相をするようになってしまった犬には、どのように接すればいいでしょうか。 何が原因であっても、排泄の失敗には多かれ少なかれストレスがかかわっているので、まずはストレスを減らすことが大切です。 ストレスの原因には次のようなものがあります。 ・叱責• ・犬の要求を無視すること• ・ケージやサークルの使用• ・自由に部屋を行き来できないこと• ・一日に6時間を越える留守番• ・ボール投げや追いかけっこなどの興奮するような遊び• ・早足での散歩• ・人間の命令に従わせるトレーニング• ・室内で人間がバタバタと行き来すること• ・かまいすぎ• ・家族のけんかや不和• ・旅行や外出に連れて行くこと• ・食事や散歩の時間が決まっていないこと• ・散歩から帰って足を拭くこと• ・シャンプーやトリミング• ・食事や散歩の時間が決まっていないこと• ・人間の希望を押し付けること これらを可能な限り改善してみましょう。 根本原因がなくなれば、問題は解決します。 根本原因をそのままにしておいて、いくら対症療法を行っても、たいした効果は得られません。 このことをしっかり認識することが大切です。 とくに粗相は、ストレスが原因であることが圧倒的に多いので、ストレスマネジメントが決定的に重要です。 その上で、トイレでない場所で排泄するという習慣をなくすようにしていきます。 排泄は「屋外」でさせる 動物は自分の巣穴を汚さないという習性があります。 犬も本来は、自分の生活スペースを汚さないものです。 ところが、子犬のころに、ペットショップで長い間狭いショーケースの中に入れられていて、その場で排泄することを余儀なくされた犬は、生活スペースをきれいに保つことにあまり関心を示さなくなります。 また、高ストレス状態が続いて粗相し続けた犬も、同じような傾向があります。 粗相の習慣がついた犬には、排泄は屋外でするというわかりやすいルールから始めたほうが、うまくリセットできます。 ヨーロッパでは犬は基本的に室内で飼育するのが一般的ですが、排泄はかならず外でさせます。 室内トイレもトイレシーツも売っていません。 代わりに、6時間に1度排泄のために外に出さなければいけないという法律がある国さえあります。 そのおかげで、トイレの粗相はほとんど問題になりません。 トイレのタイミングで外に出せば、家の中で粗相をせずにすむのです。 外での排泄を習慣にするには、決まったスケジュールで犬を外に連れ出すだけで十分です。 それによって犬は巣を汚さない習性を取り戻すことができます。 そのためには、次のようなスケジュールで、犬をトイレに連れ出すといいでしょう。 朝、犬が起きた直後• 朝の散歩• 朝の散歩と夕方の散歩の間が長いときはその間に1回• 夕方の散歩• 寝る前 排泄のための外出は、短時間でかまいません。 ただし、排泄の時間は犬の状態によります。 ストレスレベルが高いと興奮しやすいので、短時間では帰らないことがありますが、ストレスレベルが下がってくれば、文字通り、排泄をするだけで家に帰ってくれます。 子犬の場合は、上記以外に、食後と寝て起きた後にも毎回トイレに連れ出します。 成犬も子犬も、間に合わなかったときのために、室内にもトイレを設置しておきます。 ですが、室内トイレはあくまでも予備であり、外で排泄する習慣にしたほうが、早く巣を汚さない習性を思い出してもらえます。 外トイレが習慣になると粗相の問題はなくなる 外での排泄が習慣になると、留守番のときに困るという人がいるかもしれません。 ですが、排泄を我慢できないほどの時間(目安は6時間)、留守にしないということは、犬のQOL(生活の質)を保障し、ストレスを増やさないために、とても重要なことです。 もし、犬を6時間以上留守番させなければならない状態で犬と暮らし始めてしまった場合には、ペットシッターを利用することをおすすめします。 プロでなくても、身内や友達、近所の方などでも十分です。 また、外で排泄する習慣をつけると、病気になったときに困るという人がいます。 ですが、自力で歩けないということは、イコール寝たきりということです。 寝たきりになればオムツを使用するか、ペットシーツなどを敷きます。 もし高齢になったとしても、排泄のときにはきちんとトイレに行こうとするものです。 それは外でも室内でも同じです。 トイレに行けない状態というのは寝たきりということです。 寝たきりになったら防水シーツ(ペットシーツなど)を使用します。 これは人間とまったく同じです。 また、雨や嵐の日に困るという人もいますが、そういう日には外でトイレだけすばやく済ませればOKです。 室内にもトイレがあれば、犬も雨の日にはそれを使うかもしれません。 外トイレにすると、気分転換にもなるので、犬はよりいっそう落ち着きます。 室内も清潔に保てるので、一石二鳥です。 ぜひとも外トイレの習慣をはじめてみましょう。

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