パチプロ 風雲 録 5。 パチパラ13 〜スーパー海とパチプロ風雲録〜 攻略メモ

パチプロ風雲録5〜青春編〜 プレイ記録⑩

パチプロ 風雲 録 5

本作には、"CR スーパー海物語"のシミュレーションモードのほかに、"パチプロ風雲録5 -青春篇-"というモードが収録されているぞ。 このモードは、パチンコシミュレーターのおまけモードとは呼べないくらい完成度が高く、1本のRPG作品に匹敵する内容となっているのだ。 そこで、週刊ファミ通9月8日号では、本誌編集長のバカタール加藤と、『パチパラ13』プロデューサーの九条一馬氏の緊急対談の様子をお届けした。 ここでは、誌面の都合上、掲載できなかった部分も含め、対談の様子を全公開するぞ! 2006年8月某日、石川県にあるアイレムソフトウェアエンジニアリング本社にて、和やかな雰囲気の中、対談が行われた。 バカタール加藤(以下、 加藤) 『パチパラ13』の"パチプロ風雲録5"をやらせていただきまして、「これは本気だ」と感じました。 アイレムの力作ではないかと。 九条一馬 以下、 九条 自分では、これまでの作品の集大成だと思っています。 加藤 このモードのエンジンは、『バンピートロット』のシステムを使っているとお聞きしたのですが。 町とか風景とか、かなり『バンピー』っぽいですよね。 『絶体絶命都市』のノウハウもかなり入っていそうですが? 九条 いままでのアイレムのノウハウが、すべて入っています。 パチンコソフトなのに「何やってんだこいつらは」というくらいの内容になっていますよ。 オマケだって言われたくないので。 加藤 パチンコのゲームというのは、昔は、パチンコのリアルなシミュレートができなかった分、オマケのほうがおもしろいっていうことがありましたよね。 RPGモードが入っているとか。 それがいつの間にかハードの性能が上がって、パチンコをリアルにシミュレートするだけのものになってしまった。 これだけパチンコを違う側面から取り組んで、ゲームにしてしまうというのが最近なかったんですよね。 それが突如として、このような大作が生まれたというのが、驚きを隠せなかったんです。 九条 じつは、割と段階を踏んできているんですよ。 プレイステーション2でパチンコシミュレーターを最初に作ったのが『三洋パチンコパラダイス6』。 『6』、『7』は、ほかのメーカーさんと同じように、実機の移植に集中していたんです。 そのあと、私が『パチパラ』シリーズも含めて開発全体を見るようになったのですが、そこで、自分も実際にパチンコゲームをやってみたんです。 そしたら、パチンコゲームって割とやれることが少ないなと……。 そこで、もっとパチンコにからめてやれることを入れたいと思ったんです。 パチンコなんだから、出玉で景品交換できて、その景品で部屋を飾れる、パチンコライフというのを作り始めたんです。 最初は自分の部屋を飾るだけのゲームだったのですが、もっとストーリーをつけたほうがいいんじゃないかということで、"パチプロ風雲録"になったんです。 ちょうど『R-TYPE FINAL』を作ってるころですね。 加藤 パチプロ風雲録のオープニングは、実写ムービーですよね? 九条 最初の風雲録のときにオープニングムービーを入れたいと思ったのですが、社内でCGムービーを作れるデザイナーが全員『R-TYPE FINAL』に入ってまして 笑。 それで、映像を実際に録ってきて何とかしよう、という話になったんです。 加藤 風雲録5では、かなりしっかりしたオープニングになっていますよね。 九条 学生時代に映画を撮っていたというスタッフが去年入りまして、彼にオープニングを任せてみました。 それまでのノウハウと彼の手腕のおかげで、かなりいいものになったと思います。 加藤 なるほど。 徐々に積み上げてきて、現在に至っているわけですね。 5では、きれいな桜が印象的ですね。 九条 昨年の12月くらいから、春になったら撮影しようと計画していました。 今回から歌を入れてみようと思ったので、歌手の方を紹介してもらったりもしました。 加藤 本作は九条さんの作ったゲームの集大成ということで、これはゲームファンに教えなきゃいけないよね、というのが今回話を聞こうと思ったいちばんの理由です。 ふつうのシミュレーターのソフトの中にこれだけの大作RPGが入ってて、これだけで十分遊べるんだから。 そういうことが起きたこと自体、ゲーム業界ではあまりないと思うんですよね。 そういうことをやってしまうアイレムさんておもしろいなと……。 九条 正直バカじゃないかって、よく言われるんですよ。 そんなことやっても売上変わらないでしょってほかのメーカーさんにも言われますし。 しかも、なんで価格5040円なのって。 しかし、風雲録はこっちの都合で入れているので、それを理由で価格を上げるのは、もともとパチンコだけをやりたい人のことを無視してると思います。 加藤 でも、その理由が通るのがすごいですよね。 九条 毎回言われてますよ。 価格は見直してほしいって。 諦めているんでしょ、上も 笑。 加藤 ですが、そういう心意気ってすごいと思いますね。 その理論は理に叶ってると思いますが、そういうことができる人は実際にはいないですよね。 九条 だから、黒字にしないといけないんですけどね。 加藤 かなり開発費はかかっていると思いますが……。 九条 以前、外部に開発を頼もうとしたことがあって見積もりをお願いしたことがあるのですが、実写ムービーで引いてましたよ。 最初、「パチンコシミュレーターでストーリーモードついているんです」って言うと、話は受けてくれるんです。 それでサンプルを送ると、「実写ムービーは入れなくちゃいけないんですか?」って。 うちらは、ほかにやりようがないから入れてるんですけど、そこは難しいようで。 加藤 ゲームの開発とは違うノウハウなんだ。 九条 そうみたいですね。 加藤 街のマップは、かなり広いですよね。 九条 風雲録3までは見下ろし型の視点で、街はなかったんです。 パチンコ店を出ると、いきなり自分の部屋で。 そこで4のときに、『バンピートロット』のシステムを乗せてみようと思ったのですが、パチンコシミュレーターを買う人は、ゲームに慣れていない人が多いんですよ。 だから、3Dにするのはいいことばかりではないと思ったのですが、チャレンジしてみました。 加藤 ユーザーにもいろいろな人がいると思いますが、反応や要望は? 九条 けっこうありましたよ。 パチンコユーザーは、こういったものを欲しがっていないんじゃないかと思っていたのですが……。 25パーセントのユーザーが、また入れてほしいと言ってくれたら続けていこうと話していたんです。 そこでアンケートはがきに、プレイしたかとか、どこまでプレイしたか、クリアーしたか、つぎもいれてほしいか、といった質問を入れたんです。 現在は、そのアンケートの結果を励みに、開発を続けています。 加藤 毎回その質問は入れているんですか? 九条 そうですね、毎回入れています。 ユーザーの意見や感触は、すごく気にしているんです。 加藤 風雲録だけで、通常のゲームくらいのボリュームはありますからね。 ちなみに、九条さんが直接開発に関わったのは? 九条 風雲録1と2、そして今回の5です。 3と4は、プロットだけになりますね。 加藤 今回、九条さんがすべて最初から開発に携わろうと思った理由は? 九条 『バンピートロット』のシステムを使った前作を見て、オマケっぽさからの脱却ができそうだと思ったんです。 自分も開発スタッフとして入って、一気に膨らませてしまおうと。 前作はサスペンスでしたが、もっとパチンコ好き、ギャンブル好きな人向けのものに自分自身がしたかったんです。 そこで今回は、純粋なギャンブラーRPGにしました。 スタッフも作りやすかったみたいですよ。 話がストレートですし。 加藤 目的は明確だけど、やれることはすごく多い。 どこ となく王道感があるというか……。 九条 そうですね。 今回はサブタイトルをひねらずに、"青春篇"とストレートなものにしています。 原点に戻したかったということもあるのですが、今回はこのモードをメジャーにしたかったんです。 歌を入れた理由もそこにあります。 加藤 キスモードってあるじゃないですか、あれはどういう意図で入れたのですか? 九条 勝負の緊張感のほかに、今回は恋愛の緊張感も出したいという思いがあったんです。 主人公はウブな設定なので……。 加藤 高校出たてですからね。 九条 で、キスでドキドキしないでどうするんだ、と思って入れたんですよ。 でも仕様書を見せたときに、プログラマーやデザイナーが呆れてましたよ。 「何考えてるんですか?」って。 加藤 このシステムって、いままでありそうでなかったじゃないですか。 直接的な入力で、ダイレクトにキスができるって。 九条 右スティックでまぶたが閉じれて。 画面に相手との距離が出て……。 加藤 ゲームの入力装置をいかに駆使して、リアルにキスを再現しようとしていますよね。 九条 キスモードをプレイしているときは、まわりに人だかりができますよ 笑。 加藤 このシステムは、いまの恋愛ゲームにも一石を投じますね。 九条 そういう部分はいつもあるんです。 たとえば『バンピートロット』でビリヤードを入れたときも、ほかのビリヤードゲームよりおもしろくしようという気持ちがあったんです。 今回も恋愛がオマケだと思われないようにしています。 恋愛をすることで、主人公に感情移入できるようにしないといけないと思ったんです。 じつはキスは、キャラクターによって好みの場所があったりもするんですよ。 加藤 細かいですね〜。 九条 しかも、いいところにヒットすると吐息のボイスが漏れて、運が上がるんです。 キスしたときの運の上がり幅は恋愛対象キャラごとに設定されています。 勝負に行くまえに「ちょっと行ってくるゼ」みたいな感じでキスをするといいんです。 それで、肩で風を切る歩きモーションで、勝負に行くっていうのが最高なんです。 加藤 なるほど。 そこまで考えているとは……。 ギャルゲー好きにもやらせたいですよ。 あと今回、合コンもできるみたいですね? 九条 前回にも入っていたんですけど、今回はさらに強化されてます。 合コンは、まず最初に電話がかかってくるんですよ。 「いまから来ないか?」みたいに。 それで、乾杯して自己紹介するところから始まります。 加藤 恋愛ゲーム好きの人にも興味を引く作品になる可能性がありますね。 九条 恋愛の部分とか、本当に実生活に近い感じになってますね。 パチプロになるというのはリアリティーがないかもしれませんけど。 加藤 18、19のころって、「パチンコをしてもいいのかしら」というドキドキ感とか、いろいろなことを体験しますよね。 風雲録には、そういったさまざなな部分が込められているんですよね。 九条 恋愛や勝負もあるけど、大人とのつき合いっていう部分も、ある程度ゲームの中に入れ込んでいます。 加藤 最初にいきなり出てきますよね。 パチンコで代理を立てるっていう大人のやりかたとか。 そういう大人になっていく段階を体験できるゲームっていうのが、いままでありそうでなかった。 そのへんがやっていておもしろかったです。 加藤 イベントシーンで見どころは? 九条 土下座のシーンは絶対にやりたかった。 あのドラマっぽい演出というか……。 ストレートでわかりやすいですよね。 九条 劇画風っていうか。 加藤 ストーリーもおもしろいですよね。 今回の話って、高校を卒業してどうしようってときに、いきなりパチンコ勝負してよっていう展開で 笑。 九条 あれはうちらしいですよね。 唐突な感じがね。 加藤 なおかつ選択肢が多いっていう。 アイレムさんの黄金パターンって言ってもいいんじゃないですか? 九条 どの選択肢を選んでも、けっきょくパチンコを打たされてしまうという。 加藤 はい。 でも、いちいち全部の選択肢を調べましたよ。 九条 イヤイヤ打つのか、ノリノリで打つのかの違いですよね。 加藤 まんまとハマりましたよ。 これを選んでみたいけど、これを選ばないのまずいなぁ、みたいな。 悩んじゃうんですよね。 その時点でもう、取り込まれつつある状態なんですよ。 九条 今回は、選んだ選択肢がどう反映されているのかわかりにくいので、2軸のパラメーターで見えるようにしています。 このへんもチャレンジですね。 たとえば"情熱"と"冷静"っていうパラメーターに反映されて、これが恋愛が成就するかどうかに影響します。 情熱的でないと受けつけてくれないキャラクターがいたりとか。 加藤 キャラクターによって、そのへんは変わってくるんですよね。 ……てゆーか、パチンコのゲームで、恋愛の影響がって言ってる時点で変な話なんですけど 笑。 九条 テーマは、「勝負か? 恋か? 就職か?」っていうところなので。 加藤 なるほど、理解しました 笑。 九条 もともと就職できなくて、悩んでいてパチプロになるっていう。 不本意ながらもなるっていうのがポイントかなって思います。 あと、元同級生のキャラクターが出てくるのですが……。 加藤 出会いますよね。 九条 自分が、同窓生たちとは違うラインに来ちゃったんじゃないかって、思わせるところがあるんですよ。 一般的な道から外れてきた苦悩を表現したかったんです。 もちろん、プレイヤーがノリノリでパチプロになりたいなら、そういう選択肢を選べばいいし。 「本当はここから抜けたいんだ」っていう感じを出したかったんです。 加藤 その選択肢って、けっきょく恋愛にも影響してくるんですよね? 現実の世界でも、同じようなことがあると思いますが、それだけのことを盛り込もうということを最初から考えていたんですか? 九条 考えていました。 今回は恋愛と勝負の部分を強化したかったんです。 パチンコを打つまえに、手に汗握るようにしたかったですし。 今回はパチンコ勝負で、8人戦とか4人戦というのがあって、すごくいい雰囲気を出せているんじゃないかな。 そして、ときどき恋愛要素も入る。 ボリュームに関しては当初スタッフに、前作の1. 5倍くらいって言ってたんですが、けっきょく2倍くらいになっています。 スタッフはだまされたって言ってますよ 笑。 加藤 街の広さとか……、そういった部分だけでもかなりありますよね。 お店もひと通りありますしね。 九条 食べ物もたくさんありますよ。 加藤 それもパラメーターに影響するんですよね? 九条 食べ物は、穀類とか野菜とかに分かれているんですよ。 食べると上昇するパラメーターは、見えるものは"満腹度"だけなんですけど。 じつは、食べ物は5つの栄養素に分かれてるんです。 だからカレーとカツカレーでは違うんですよ。 肉の比率が違うので。 加藤 そうなんですか 笑。 九条 野菜系をまったくとらないと健康度が下がっていきますので。 それが何に影響するかっていうと、"運"というパラメーターにすべて集約されるんです。 あるスタッフの話なんですが、摂生してプレイしていたけど、合コンに呼ばれてバツゲームで脂っこいものを食わされて不愉快な思いをしたとか。 加藤 すごくリアルですよね 笑。 九条 そのスタッフは、自分で栄養素の部分をチューニングしていたので、おかしかったですね 笑。 ちなみに食べる量は、腹八分目がいちばんいいんですよ。 食べ過ぎると腹が出ますし。 加藤 僕は毎日"大満腹"ですよ! いちいちお腹が飛び出すのがすごいおかしくて、つい食べすぎてしまいます。 加藤 クルマなどの移動手段もたくさんありますよね。 九条 今回、移動手段を充実させるというのが、当初の目標にありました。 ローラースケートとか自転車とか。 パチンコで稼いだお金でスポーツカーとか買えたら気持ちいいじゃないですか。 加藤 パチプロの夢だと思いますね。 九条 歩くモーションにもこだわってますよ。 ポケットに手を突っ込んで歩かせたり、ルンルンとさせたり、いろいろと設定ができます。 よく、「ここにそんなにエネルギーかけるのか」って言われます 笑。 加藤 細かいですね〜。 九条 服装の種類もかなりありますよ。 加藤 ふつうのRPGにないものばかりですね。 でもアイレムさんのテイストがわかる人にはたまらないですよね。 『R-TYPE FINAL』でも、そんなテイストは最初から感じられましたし。 九条 パチンコゲームにもオリジナリティーは入れられるし、スタッフも『パチパラ』を作るのは好きですから、ディレクターの立候補もいちばん多いです。 加藤 かなりの人気作ですね 笑。 九条 風雲録自体の開発期間はそんなに長くないんですよ。 これで4ヵ月半とか。 加藤 えー!! 九条 『絶体絶命都市2』が終わって、そのあとくらいからですから。 加藤 じゃあ、お花見のころにムービーを撮ったのと同時に、開発がスタートした感じですか? 九条 プロットは12月くらいに書きました。 実機の開発も早い段階から時間をかけて行っています。 だけど、風雲録のためのスタッフはなかなか集められなくて……。 加藤 雨のシーンは、『絶体絶命都市2』の影響を受けていそうですよね。 九条 今回は『バンピートロット』用に作っていた雨エンジンを使っているんです。 マップも一部は私が図面を書いて設定しています。 きれいな町並みじゃなくて、舗装していない道や町工場とかがあるマップです。 最近の人は、あまりピンとこないみたいで。 加藤 東京とかにありそうな風景なんですけど、ちょっと昔の設定ですよね。 僕なんかだと、ちょっと懐かしく感じるような。 九条 そうですね。 街の中心部にちょっと古い街並みが残されていて、まわりは新しい感じになっています。 加藤 本当に広いですよね。 自動車が必要なくらいに。 九条 マップはいくつかブロックに分かれています。 ちょっと離れた場所に温泉地があったり、高速道路もあったりします。 加藤 そうなんですか。 九条 クルマのエンジンは『絶体絶命都市』から持ってきたんですよ。 プログラマーに、『パチパラ』に積んでくれって頼んで。 いろいろなところから持ってきていますね 笑。 加藤 今回、ここはぜひ味わってほしいっていう部分は? 九条 勝負や、勝負まえの緊張感ですかね。 あと、自分の取った行動で人を傷つけるっていうか、人を不幸にするかもしれない。 うちのゲームはたいてい、ゲームを進めれば単純に世界を救えるようにはなっていないんですよ。 自分のやったことが、ほかの人に影響していくという……。 加藤 『絶体絶命都市』でもそうでしたしね。 九条 そういうところで嫌な思いをすることもあるかもしれませんが、それも含めてうちのゲームを味わってほしいと思います。 加藤 なるほど、そういう深い部分というか、選択肢の重さが本作にもあるんですね。 まさに大人になる意味というか、そういうことを背負わされちゃうんですね。 九条 そういう部分を表現できたらいいなぁと思って作ってます。 加藤 それこそ、大作RPGのテーマとしてもすごくわかりやすいですよね。 九条 後味が悪いっていう部分もあるかもしれませんが、それも含めてやってほしいですね。 加藤 今回、パチンコファン以外の人にも、たくさんのゲームファンにプレイしてほしいという思いがあると思いますが……。 九条 これまでの『パチパラ』も、パチンコをやらない人にも、っていう思いはあったんです。 しかし今回は自分でも、自信を持ってゲームファンにススメられるような手応えがありますので、パチンコだからって敬遠せずに、青春物のゲームとして選択肢に入れてもらえたらいいなと思います。 価格も抑えて、妥協せずに作ってますので、ぜひやってみてほしいですね。 加藤 自由度の高さと青春の絡み具合が絶妙ですよね。 クルマがあるし、ギャンブルもあるし、女もいるし……。 九条 じつはエンディング後は二十歳になっているんで、お店に入るとビールが飲めるようになります。 加藤 おもしろいですね。 いかにもゲームっぽいですよ。 九条 隠し要素もいっぱい入っていますよ。 加藤 アイレムファンの方は、そういう部分を期待して買うと思いますよ。 僕もパチンコはやらないんですけど、これはぜひやろうと思いました。 この大作ぶりを伝えたいですね。 やってることの手数の多さは尋常じゃない。 歩き方の種類といい。 九条 やらないですよね、ふつう。 歩きかたの仕様書をデザイナーに渡したとき、「これ、1枚に書いてありますけど、この1行でどれだけの作業があると思っているんですか?」って言われましたよ。 加藤 素敵ですね〜 笑。 九条 ギャンブラーものなので、ヤクザ映画みたいな感じで歩きたいかなと。 でも、忍者走りとか、関係ないようなものが混ざっているところが、うちの悪ノリするところです。 カスタマイズの自由度は、絶対に譲れない部分ですからね。 加藤 本当に本作の主人公って無個性ですよね。 九条 主人公はユーザーが染めていかないとダメなものだと思っています。 たとえば髪型とか……。 辮髪とかありますしね。 ペンギンの着ぐるみとかもあります。 ちょっと脈絡がないようなものまで。 加藤 種類はどれくらいありますか? 九条 帽子だけでも何十種類とあって……。 そのへんのボリュームは、うちのゲームの中でダントツでいちばんですよ。 たとえばボイスの数は7000もあって、『バンピートロット』の約2倍ですから。 アイコンの数も400に対して今回は900ありますし。 加藤 食べ物が多いですからね。 食べ物屋に入れば、たくさんメニューがありますよ。 九条 ラーメン食べたいなーとか、じゃ餃子もとか思っちゃいますからね。 食べ物を注文するとトレイに乗っていくんですけど、空きがあるともう一品入れたくなっちゃうんですよね。 加藤 あれは、何かお店っぽくていいですよね。 つい、冷や奴とか乗せたくなります 笑。 加藤 これは個人的な感想になっちゃうんですけど、主人公が初めに住む家が物置というのは、いまどきないですよね 笑。 あれがおかしくて。 しかもヒロインのお父さん酔いつぶれて、お母さんが通帳持って逃げちゃうとか。 九条 ドラマとかではよくありますが、テレビゲームだと新鮮ですよね。 それでいきなり「パチンコ勝負して!」ですから。 加藤 その最初の部分も、けっこう悩んじゃうんですよね。 選択肢が多くて。 銭湯とかも細かいんですよね。 いちいち牛乳とかも飲めるし。 九条 前作から銭湯を入れたんですけど、主人公は女も選べるので女風呂も入れるんです。 そのとき、危険なポイントは湯気で隠してくれる仕様にしていたんです。 しかし、その部分が、審査の段階でどうしてもダメだって言われまして。 ぼかしはまずいでしょうって。 しかもキャラクターを移動させたら、ぼかしもいっしょに動くって。 加藤 それは狙いですよね? 九条 そうなんですけどね。 仕方ないので、タオルを巻かせることにしました。 加藤 ぜひ、ぼかしバージョンで遊んでみたかったです 笑。 九条 主人公が男女から選べるといえば、あれってけっこう作るほうはたいへんなんですよ。 加藤 そうですよね。 九条 背が違うので、イベントシーンではカメラ目線を変えなくてはいけないですし。 選択肢の言葉も、すべて変えてあります。 加藤 ふつうだったら男だけでいいんじゃない、ってなりそうですけどね。 九条 女の主人公用に、男の恋愛キャラも作らなくてはいけないんですよ。 これがまたモチベーションが上がらないんです 笑。 ですから、女主人公でも女の恋人が作れたりもします。 加藤 そんなこと言っちゃって大丈夫ですか 笑。 九条 女どうしで同棲したりとか。 加藤 深いですね 笑。 九条 部屋の中で、女ふたりで水着 で立てたりとか。 景品の回転ベッドを、部屋に置いて回してみたりとか。 そんな物がアパートに置いてあるのって、いろいろな意味で背徳感ありますよ。 加藤 最初に物置に住むことになったときも、なぜか背徳感漂うんですよ。 高校出たからって、いきなり住むとこないのかっていう時点でおかしいですし 笑。 九条 そこは間抜けなところですよね。 めちゃくちゃな設定です 笑。 加藤 そんな人に代打ちを依頼すること自体がおかしいですよね。 そんな間抜けな人に。 九条 選択肢で、"どうして僕に依頼したんだい"って選べるんだよね。 "僕だったら何でも言うこと聞くと思ったからかい"とか。 加藤 あれがまた選びたくなるんです。 ひがみっぽいのとか。 毎度のことですが、今回はそのへんが充実していて、たまらない感じです。 九条 そうなるように、たくさん選択肢を用意していますので。 加藤 今後、パチンコシミュレーターを作るとしたら、今回以上にスゴイものを作らなくてはならないと思いますが……? 九条 そうなっちゃいますね。 開発スタッフはみんな心配していますけど。 シリーズをプレイしている人が、新鮮に感じてもらえるようにはしたいですね。 加藤 九条さんはいろいろな作品を作られていますけど、『パチパラ』での経験を、ほかの作品にフィードバックしたり、活かせることはありますか? 九条 あります。 いま『バンピートロット2』を作っているんですけど、このシステムは持っていったほうがいいとか。 逆に『パチパラ』でできるのに、何でこっちではできないの、ってことになりますよね。 加藤 そうなると、『バンピー2』はもっと楽しみになりますね。 九条 そうですね。 やはり、いちばん最後に出した作品が、いちばんいいものにしていきたいので。 加藤 開発でもっともたいへんだったことは? 九条 時間でしょうね。 加藤 たった4ヵ月半ですよね。 こんなに短い時間で作れるんですか? 九条 積み重ねのおかげだと思います。 加藤 毎回、同じスタッフでやっているんですか? 九条 はい。 最初からコミュニケーションが取れているので、すれ違いがないですし。 ツールや開発資産が共有できていますので。 マップを作る時間もだいぶ短くなってます。 『バンピートロット』でたくさんマップを作りましたから。 加藤 うまくこれまでの資産を使って、ステップアップしているんですね。 九条 そうですね。 なるべく、新しいことだけを足せばいいようにしています。 加藤 興味深いことを聞けました。 すごく楽しみにしています。

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パチプロ風雲録5〜青春編〜 プレイ記録⑩

パチプロ 風雲 録 5

Contents• パチプロ風雲録5青春編とは? パチパラ13 〜スーパー海とパチプロ風雲録〜の内蔵ゲーム 「パチプロ風雲録5青春編」というのは、ゲームそのものの正式名称ではありません。 本当のタイトルは 「パチパラ13 〜スーパー海とパチプロ風雲録〜」。 自宅でもパチンコを打てることが売りのゲームなんですよね。 そのパチンコをメインに箱庭とシナリオを組み立て、ロールプレイングできるように作成されたのが、内蔵している 「パチプロ風雲録」シリーズなんです。 いわば風雲録はパチンコのおまけということなのですが、あまりにも手が込んでいて完成度も高いため、風雲録メインでパチパラを購入する人も多いですね(笑) バカゲーに見せかけてわりとまともなメインストーリー 就職も進学も決まらないまま高校を卒業してしまった主人公。 そんな主人公のもとに、元クラスメイトの小川桜子が声をかけます。 「ねえ君、パチンコ勝負に出てよ!」 なんと桜子の父が所有していた工場の所有権をめぐり、街の有力者と小川家がパチンコ勝負をすることになったのです。 (まだツッコんではいけません) しかし、桜子の父は母が出ていって以来酒浸りのありさまで、桜子自身もパチンコの経験などありません。 特にやることもない主人公は、桜子の頼みを聞き入れ、パチンコ勝負に挑みます。 そして成り行きに身を任せるがまま、パチプロへの道を歩き始めるのでした。 ……こう書くと バカゲー?と言われそうですが、 ただのバカゲーではありません。 意外に人間関係が複雑だったり、シナリオが二転三転したりするので、一本道のストーリーなりになかなか楽しむことができますよ。 「そこ変えられるの?」と疑問に思うレベルのキャラクタークリエイト 本作の主人公は無駄にいろいろクリエイトできるようになっています。 クリエイトできる要素• バストサイズ(女性のみ)• 性格(心理テストの結果で変動)• 好きな天気• 立ちふるまい このうち髪型、服装は、ゲーム内で手に入れたお金(パチンコ玉)で購入することで変更できる幅が広がります。 辮髪にしたり坊主にしたり姫カットにしたり縦ロールにしたり、水着を着たりウェディングドレスを着たりエアロビの衣装を着たりローラースケートを履いたり……もちろん、普通の髪型や服装もありますよ(笑) また、立ちふるまいに関してはゲーム中の鏡を見ることで変更できます。 一つの問いかけに対して4つや5つ、多いときは9つ近くの選択肢が出てきて、そのうち半分はあまりにもトンチンカンなものになっています。 悲しみに暮れる友人に向かってお金をせびる• 頼み事を引き受ける代わりにちゃぶ台を奪う• 椅子の上に立って叫ぶ• 物音をごまかすためにししおどしの物まねをする• 地面を舐める これだけ見てもさっぱり意味がわからないと思いますが、実際にゲーム中にこうした選択肢が登場します。 そして声優さんが渾身の演技で魅せてくれるのです。 「勝った時の約束はァ……忘れてないよなァ……?」(ねっとり) 余談ですが、 声優さんの声芸を楽しみたいなら断然男主人公がオススメです。 女主人公はゲス台詞も名台詞も全部同じ声のトーンで話すので、思考がコロコロ変わる天然系サイコパスのように見えるんですよね。 パチプロ風雲録だけどパチンコいらない 他にも、• 魚釣りやキスのミニゲーム• 自分の行動で変わるコードネーム• 人んちの物置から高層マンションまで選べる自宅• 家の中に設置できる多彩で意味不明なインテリア• さまざまなサブイベント などなど、本当に自由でやることの多いゲームです。 そんなパチプロ風雲録5の、唯一ジャマな要素……それは 「パチンコ」。 「パチパラってゲームで何を言ってんだ」と言われそうですが、ゲームのところどころで必要になるパチンコのミニゲーム、めちゃくちゃ時間かかるんです。 一度の試合で30分は必要になりますし、その間にすることといえばお魚を見ながら必殺技ゲージが貯まるのを待つだけ。 ゲージが溜まったら適当な必殺技を打ち、また玉がコロコロするのをひたすら待つ……。 私、現実でパチンコを打ったことがないので、パチンコの魅力がよくわからないんです。 いっそのことスキップできたら最高なんですが、 そもそもこのゲームはパチンコがメインで風雲録はオマケ。 飛ばせるはずもなく、パチンコ勝負の最中は動画を見たり他のゲームをしたりして、ひたすら時間を潰す羽目になりました。 パチプロ風雲録5青春編の恋愛要素 女主人公なら攻略対象は男性11人女性4人 このゲーム、妙に恋愛要素も作り込まれています(笑) パチプロの先輩や街のコックさん、元ライバルにさわやかイケメン……。 中には主人公と同じくらいの年の娘がいるバツイチのおじさまなんてのも。 個性的なキャラクターに応じた個別のイベントがそれぞれ用意されていて、条件を満たせば電話番号を教えてもらえる仕組みになっています。 グラフィックはそれほど細かくないので、ビジュアルは期待せず没入感を楽しめれば最高ですね。 ムカつく友達が合コンに誘ってくれる 主人公には吉川という同性の友人?がいます。 高校卒業してニートまっしぐらだった主人公と違い、エリート企業に就職して順風満帆な人生を送る吉川は、パチプロとなった主人公を小馬鹿にしつつ合コンに誘ってくれます。 (友達いないんでしょうね) 合コンは男女2対2で行われ、ときどきまだ出会っていない恋愛対象が参加してくれることも。 合コンだけで電話番号を聞けるほど仲良くなれるわけではありませんが、そのキャラクターはどこに行けば会えるのかを教えてもらえる貴重な機会になります。 ちなみに合コンでは王様ゲームが行われますが、選択肢は安定のアイレム仕様なのであまり期待しないほうが良いと思います(笑) デートして、告白して、同棲して、電気を消して……? 電話番号を教えてくれたキャラクターは、電話でデートに誘うことができます。 デートの行き先はかなり豊富で、• 庶民的な下町の料理屋• 都会の高級中華料理店• お金のかからない地元の神社• 桜がきれいな近所の公園• 夜のディスコ• 一回数万円のスポーツクラブのプール などなど、これでもまだほんの一部に過ぎません。 デート中もわけわからんものを含めた大量の選択肢が選べるようになっていて、手を繋いで歩いたり、ミニゲームのキスをしたりできます。 そして何度かデートを重ねた上で「告白する」を選択すると、めでたくカップル成立となり、なんとそのキャラクターとは同棲できるようになるんです! 同棲すると相手は主人公の家に一緒に住むことになります。 (主人公が人んちの物置に住んでいる場合は一緒に物置で暮らします。 ひもじい……) 同棲中は「おかえり」「いってらっしゃい」系のボイスが入り、家の中で相手に話しかけると「相手を着替えさせる」 「電気を消す」などのちょっと妖しい選択肢も……。 もちろんコンシューマーゲームなので過激な描写はありませんが、雰囲気だけでもちょっと恥ずかしくなる赤面イベントが楽しめます(笑) 【まとめ】箱庭ゲームが好きなら楽しめる パッケージが水着姿の女の子で、タイトルもパチンコゲーム全開なので、ちょっと買いづらいな……と思う女性が多いかもしれません。 私はこのゲームを近所の中古屋で買いましたが、レジに持っていくのがけっこう恥ずかしかったです(笑) 今買うならAmazonなりメルカリなり、通販で中古品をこっそり手に入れていたでしょうね。 箱庭を自由に動き回れるタイプのゲームが好きなら、きっとハマります。 気楽にゲームをしたいときにオススメです!.

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パチパラシリーズ

パチプロ 風雲 録 5

2006年10月26日により発売されたのゲーム『パチパラ13 ~スーパー海とパチプロ風雲録~』に収録されているストーリーモード『パチプロ風雲録5-青春篇ー』の登場人物たちを紹介します。 椎名銀次 18 男性主人公。 村瀬杏子 18 女性主人公。 乾 34 パチプロ。 神谷 「吸血鬼」の異名を持つパチプロ。 リリー松嶋 神谷の秘書。 藤原秀麻呂 神谷の雇い主。 【八原町】 7. 谷口芳子 桜子の伯母。 今田幸俊 パチプロ。 五味太刀雄 「八原」の神主。 みさきの父親。 春日みさき 「八原」の巫女。 新田美希 主人公の小学校の同級生。 「キッチン・クローバー」店長。 新田沙希 美希の姉。 「キッチン・クローバー」店長。 新田真希 美希・沙希の妹。 木下 「キッチン・クローバー」の雇われシェフ。 沢北修平 「キッチン・クローバー」のシェフ。 青井功治 「青井」店舗責任者。 犬山泰造 「銀玉会館」店長。 鈴木太郎 パチプロ。 笠原栞 探し物をしている女性。 堀田六郎 「タコ六」店主。 【県立八原高等学校】 21. 小川桜子 18 主人公の同級生。 東 八原高校の用務員。 元パチプロ。 加納早苗 八原高校の保険医。 高畠政和 八原高校の体育教師。 吉川宏 18 銀次の同級生。 吉川宏美 18 杏子の同級生。 佐々木美穂 19 主人公の高校の1年上の先輩。 平井可奈子 18 主人公の同級生。 中野智子 18 主人公の同級生。 【塚内町】 30. 小川則夫 桜子の父親。 小川美佐子 桜子の母親。 小川裕太 桜子の弟。 山本 チンピラ。 牧野 チンピラ。 西田 チンピラ。 渡辺聡子 「パーラー塚内」店員。 茂田喜和男 パチプロ。 米田秋夫 浚渫船の船員。 浅野真治 「アサノ養鶏場」経営者。 早乙一 「」経営者。 真一の妹。 サトシ 「」の子供。 マモル 「」の子供。 ケンタ 「」の子供。 マリ子 「」の子供。 エリ子 「」の子供。 「未来自動車研究所」所員。 ケイ コ 立ち飲み屋「引き潮」店員。 九郎丸源一郎 パチプロ。 【天釘町】 50. ミスズ 小物屋「MISUZU」店長。 張 中華料理「来来」店主。 李 中華料理「来来」店員。 めぐみ 小料理屋の女将。 金田 パチンコ コーディネーター。 川村清晴 パチンコ「デルキング」店員。 劉智美 高級中華「金銀酒家」の案内係。 英子 「バーガー」店員。 星崎由佳 学生。 奥田あゆみ 花屋の店員。 福 ゴミを漁る老人 61. 大島豪 パチプロ。 勝 大島の舎弟。 雨宮昭正 パチプロ。 高千穂万作 パチプロ。 馬 「美美衣服店」店員。 楊 「美美衣服店」店員。 カナ キャバレー「麗華」のホステス。 マリ キャバレー「麗華」のホステス。 ルミ キャバレー「麗華」のホステス。 マコ キャバレー「麗華」のホステス 女性主人公。 【出玉町】 71. 桐島竜弥 パチンコ「出玉ロワイヤル」の店員。 槇原英治 パチプロ。 高木亜理紗 エレベーターガール。 長谷部将士 「長谷部商事」社長。 長谷部義明 「長谷部商事」副社長。 香取勇作 エアロビクス教室「ダンシング・サン」のインストター。 浜崎ナナ パチプロ。 菊池正雄 パチプロ。 二階堂晃 パチプロ。 山岡健文 パチプロ。 【山之上】 81. 代子 「山之上旅館」女将。 鷲塚重道 「山之上旅館」守衛。 アツシ パチプロ(?) 【その他】 84. ぐっすん 85. マン 86. 魔女っ子ミロリン 87. 須藤真幸 パチプロ。 次元戦闘機 89. All rights reserved. miyabi-game.

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