エディアカラ 動物 群。 謎の古代生物の正体は「動物」と判明、地球最古級

多細胞動物の起源・・・カンブリア爆発

エディアカラ 動物 群

オーストラリア南部の北方に産する末期のに由来する群。 今日では北アメリカ,ロシア,,イギリスなど世界各地でこの時代のから産する。 類,ウミエラ類,環虫類などに属するとみられるものや,今日知られているどの動物や植物の仲間にも属さないであるということから「ベンド生物」と呼ばれるでキルト構造(により区画されているがでは仕切られていない)をもった多様な生物からなる。 それゆえ動物群とは呼ばずに,,あるいはエディアカラ生物群という呼び方をすることが多い。 この群は先カンブリア時代との間をつなぐ時代のではあるが,特にベンド生物はの爆発で生じた生物群の出現前にすべて絶滅して姿を消している。 このベンド生物で特徴づけられる化石群の時代をという。 期間は,隠生累代(先カンブリア時代)のである 6億3500万年前から古生代カンブリア紀の始まりの 5億4200万年前までの 9300万年間である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について の解説 1947年に発見された、オーストラリア南部フリンダー山脈のトレンズ湖北岸にあるエディアカラとよぶ小さな丘の原生界最上部の地層から産出する動物化石群。 クラゲやウミエラの仲間や鉢虫 はちむし 類などの腔腸 こうちょう 動物を主とし、ゴカイの仲間の環形動物をはじめとする無脊椎 せきつい 動物の多くの印象化石(形態の印象だけが型となって残された化石)を含む。 その地質年代は約6億年前とされ、それまでに発見されたカンブリア紀初期のバージェス動物群よりも古く、最古の無脊椎動物として注目された。 その後52年、ウラル地方のロシア台地に位置する白海沿岸のベンド期の地層から、さらに72年には南アフリカのナミビア地方の地層からほぼ同じ内容の動物化石群が発見された。 前者をベンド動物群Vend fauna、後者をクイビス動物群Kuibis faunaまたはナマ動物群Nama faunaとよんでいる。 これらの動物群には、環形動物と思われるものの這 は い跡などの生痕化石も伴っている。 そのほかラテンアメリカ各地、イギリス、ポーランド、インドのヒマラヤ地方、中国、カナダ北西部およびニューファンドランド州などからも発見されている。 いずれも腔腸動物のほかに、海綿動物、環形動物、紐形 ひもがた 動物、原始的な節足動物などの無脊椎動物の印象化石で、硬い殻 から をもつ動物の化石は含まれていない。 これらの動物群が発見されるまでは、古生代のカンブリア紀が始まる今から5億4000万年前になって、初めて大形の石灰質の殻をもつ無脊椎動物が出現したと考えられていたが、出現の時期はさらに古く6億年前にさかのぼる。 これらの動物群が生息した海は、ストロマトライトとよぶ石灰岩に覆われた浅い海域で、無脊椎動物はこのような海域で発達し、カンブリア紀になって初めて硬い殻をもつことができたと考えられている。 そのためグレッスナーは6億年前から5億4000万年前までの時代を始カンブリア紀Eocambrianとよんで区別している。 これとは別に、ベンド動物群を産出するロシア台地の地層群の示す地層年代をベンド期Vendianとよんでいるが、その始まりは始カンブリア紀よりもやや古い。 この時期の地球を囲む大気中には、自由酸素が現在に近い状態に含まれており、オゾン層も発達していたため、地球表面に対する紫外線の照射も制御されていたことが、生物の発達を促した。 またこれらの無脊椎動物が発達した時代の前には、地球が寒冷気候に襲われた時期があり、世界各地に氷河堆積層が認められる。 ただし,その最後の1億年くらいの間には無殻ではあるが,大型の無脊椎動物が急激に発達するので オーストラリアのエディアカラ動物群,アフリカのナマ動物群が代表的 ,これを始カンブリア紀Eocambrian periodとして独立させ顕生累代の最初の紀,つまり古生代の第1の紀にしようという意見もある。 古生代における出来事としては,生物の著しい発展を第一にあげなければならない。 出典| 株式会社平凡社 世界大百科事典 第2版について.

次の

進化の歴史|科学バー

エディアカラ 動物 群

多細胞動物の起源 ・・・ カンブリア爆発 :ディッキンソニア、オパビニア、襟鞭毛虫、地衣類、変形菌、海綿動物、刺胞動物、コラーゲン は、動物、菌類、植物があり、それぞれ独立に多細胞化したと考えられています。 動物的生活 は、 移動をしながら外部から食餌を取る体制です。 栄養が各細胞に行き渡る仕組みに加えて、運動、感覚、情報伝達の仕組みが発達しています。 一方、個々の細胞は互いに依存しあうため、個々の細胞が独立して生き延びる能力は低いです。 さて、多細胞生物のうち、 動物はどうやって誕生したのでしょうか? 約 5. 4億から 5. 3億年前に、 という、突然 現生動物の門が出そろった現象がありますが、 遺伝子の爆発的多様化 は、カンブリア爆発の 約 3億年前に起こっていたようです。 現生単細胞生物 の中で、 が後生動物に最も近いとされ、 多細胞動物では、 ( 無胚葉性、 襟細胞をもちます)が、ごく初期に分化した原始的なものとされます・・・ 多細胞動物は襟鞭毛虫(様の生物)の群体が起源 、という説が有力のようです。 尚、 の幼生に似た 繊毛虫のようなものが多細胞動物の起源、という説もあります( 繊毛虫類起源説)。 襟鞭毛虫には、 シグナル伝達系に関する遺伝子が存在し、 海綿動物には、ホメオボックス遺伝子など、 多細胞生物の分化や発生に関わる遺伝子群が存在しています。 また、海綿の骨格を構成する スポンジンは、動物の 細胞外マトリックスである の祖先物質です。 単細胞生物 は一細胞が一個体ですが、 多数の細胞からなる 多細胞生物では、 細胞同士の接着や、 細胞間情報(シグナル)伝達の発達が必要です。 更に、多数の細胞の生活の場となる マトリックスも重要であるようです。 特に、動物は自分で栄養分を産生できないので、植物等より協力する必要があるため、 専門化( 分化)も高度になったのでしょうか・・・ 尚、分化した細胞も、基本的に親の細胞と ゲノム(遺伝子)は同一です・・・ 親細胞( 卵細胞)を生存するように特化したのが、多細胞動物なのでしょうか? そうすると、 多細胞動物は、極論すると(卵細胞だけの)単細胞生物となりますね。 尚、 もある意味、動物的生活をしています・・・多細胞化ではなく、 多核体化することを選択しましたが。 多細胞植物 は、動物ほど他の細胞への依存度が高くないため、分化能も低く、 群体のようですね。 多細胞生物 は、約 10億年前に誕生したとされています。 遺伝子の爆発的多様化 ( の 約 3億年前)が起こった頃は、 期( 8. 5億から 6. 3億年前)で、 地球は、 ( 全球凍結)となりました。 この間、海底にある 熱水鉱床の近辺で、生物は隔離されて生存した可能性があります。 地理的な隔離 の間、捕食と被捕食の 生存競争があり、多細胞生物が多様性を形成した、という説があります。 尚、キオゲニアン期の末には の化石が発見されています。 氷河が溶けて雨が降り、岩石が浸食されて 栄養分が海へ流れ込み、生物が大繁殖した、という説もあります。 約 6億から 5. 5億年前に、 が出現しました。 これらが、現生の多細胞動物の祖先か否かは不明です。 エディアカラ生物群 は現在と異なる地球環境で進化した生物群、という説があります。 5 億 4,400万年前の( 末期)には、 有殻微小動物群が出現しました。 大きさは 数 mm程度で、 炭酸カルシウムでできた殻からできている小さな骨格を持っています。 カンブリア爆発の第一段階を示すものと考えられています。 ( カンブリア大爆発) カンブリア紀、約 5億 4200万年前から 5億 3000万年前に、 突然 現生動物の門が出そろった、ようにみえる現象です。 と比べると 、 堅い外骨格をもった動物が多くみられるようになりました。 光スイッチ説 ( パーカー)という、有眼生物の誕生による淘汰圧の高まりをあげた、という説があります。 カンブリア爆発よりやや後の、 約 5億 500万年前(カンブリア紀中期)に、 が出現しました。 エディアカラ生物群 は、新たに出現した捕食動物により絶滅した、という説もあります。 尚、カンブリア紀の化石には、 (魚類を含む)などの化石も発見されました。 ( エディアカラ動物群、エディアカラ化石群) オーストラリアのエディアカラ丘陵で発見される化石生物群です。 約 6億から 5. 5億年前の、 の化石と推定されています。 肉眼的に確認できる生物化石としては、最古の時代のものです。 同様の化石は、 カナダのニューファンドランド島や、 ロシアの白海沿岸、などでも発見されています。 スノーボールアース の直後に出現し、大部分はカンブリア紀が始まる前に絶滅しました。 の捕食動物により絶滅した、という説もあります。 この生物群には、 クラゲ状の ネミアナ、 楕円形をしたパンケーキ状の をはじめ、 直径数十 cmもある多種多様な軟体性の生物がみられ、 地球最古の多細胞生物と考えられています。 いずれも殻や骨格がなく、 柔組織だけでできています。 カンブリア紀の の多くが、数 cm程度であるのと比べると、全体に 大きいです。 更に、 ごく薄い体をしていたようです。 分類上の位置付け は不明です。 現生動物群の最も古い祖先とみなす説と、 それ以降の生物とは無関係、という説がありますが、 いくつかの生物は、現生動物群の直接の祖先であるようです。 (バージェス頁岩動物群) カナダのバージェス頁岩の中から発見された化石動物群です。 アノマロカリスや などがあります。 約 5億 500万年前 のものとされ、 よりやや後の時代です。 同時代の化石群は、 中国雲南省 澄江動物群 や、 オーストラリア エミュー・ベイ頁岩 、 グリーンランド シリウス・パセット動物群 、 などからも発見され、広く生息していたようです。 と比較すると、 硬い外皮を持ち、泳ぎ回ることができました。 現生動物の祖先(節足動物)とする説と、 無関係( 奇妙奇天烈動物)とする説があります。 参考 約 6億年前(先カンブリア時代ヴェンド期)に生息していた生物で、 の一種です。 最大 1. 2m にもなるヴェンド紀最大の生物です。 体は扁平で、 厚みは 3mm程度しかありません。 全体は楕円形で、 放射状に 多数の溝があり、体節に似ていますが、分節しない縦長な部分があります。 大陸の周囲にできた比較的浅い暖かい海で生息していたと考えられています。 海底をゆっくり漂流するか、はうように移動していたと考えられています。 詳細は不明で、 現生動物( 環形動物)の祖先という説と、 全く異なった生物、という説があります。 更に、 2013年には、海中生物ではなく、 陸上に着生していた のような 微生物のコロニーであった、とする説が提唱されました。 古生代カンブリア紀前期中盤から中期後半の海に生息していた動物で、 の一つです。 化石は、 中国雲南省澄江にある、約 5億 2,500万から 5億 2,000万年前の地層、 カナダにある、約 5億 500万年前の地層、から発見されています。 体長は、 約 4 から 7cm。 細長い体は、 15 の体節に分かれ、 各体節にヒレ状の構造が対をなして配列されており、推進器官とされます。 尚、エラには、節足動物にあるような関節や、歩脚型付属肢がなく、 体の最後尾についている 3 対の小さなヒレは、斜め上に向いています。 頭部の前面に 5 つも眼があります。 前方の一組の眼と、 1つの正中眼(松果眼)は三角形を作って配置されていますが、 斜め後方には、さらに 2つ一組の眼がついています。 また、頭部先端の下面には、長くて柔軟な 管状の器官があります。 しかし、そこに口はなく、管の付け根の後ろにあります。 現生生物との類縁関係 は、不明です。 (体長最大 2mもある、バージェス動物群最大の動物。 )との 類似性。 左右に対をなす ヒレのうち、最後の 3対は斜め上を向くという点で共通しています。 尚、このような配列は現生の動物にはみられません。 頭部の管状器官を触手とみなすと、 頭部の下面に口があり、その前に触手がある 、という点でも共通しています。 単細胞生物 の中で、 後生動物に最も近いとされています。 葉緑体を持たず、従属栄養性です。 淡水域、海水域共に広く分布しますが、 脆弱な ロリカを持つ種は、環境が安定した深海を好む傾向にあります。 1本の 鞭毛を持っており、その基部を微絨毛が環状に取り囲んで、 襟という構造を形成しています。 鞭毛は、餌粒子の捕食だけでなく、細胞の遊泳にも用いられます。 この時鞭毛は細胞の 後方に向けられます。 これは、大部分の鞭毛虫が鞭毛を進行方向に伸ばすのとは対照的であり、 襟鞭毛虫が後生動物に近縁である根拠の一つになっています。 襟鞭毛虫も古くは二本鞭毛であったと考えられていますが、二本目の鞭毛は現在では 退化しています。 多くの襟鞭毛虫は、籠状の殻である ロリカを形成します。 ロリカは淡水種では有機質のみ、海産種では有機質に加えてケイ酸質です。 群体性の襟鞭毛虫が多細胞動物の起源である、という説がありますが、 珪酸の代謝経路や、収縮胞の使われ方などにも、後生動物との共通点があります。 また、 多細胞生物特有の遺伝子と考えられていた、 チロシンキナーゼや、イノシトールリン脂質シグナル伝達系に関する遺伝子も存在するようです。 これらは、外界の情報を取り入れるのに使っていた可能性が考えられています。 群体の 表層付近の細胞が鞭毛や明瞭な襟を持つのに対し、 中央付近 の細胞は球形で襟や鞭毛、ロリカが発達しません。 このような細胞形態の変化が、多細胞生物における細胞の分業体制の起源となった、とする説もあります。 (ちいるい) 菌類 (主に子嚢菌類)と 藻類(シアノバクテリアまたは緑藻)からなる共生生物です。 地衣類の構造を作っているのは菌類で、菌糸からできています。 大部分は 子嚢菌に属しますが、担子菌類などもあります。 コケ植物と似ていますが、地衣類は 菌類であって植物ではありません。 地衣類は、陸上性で、背の低い 生物です。 地表や岩の上などに着生するものが多いです。 ただし、他の植物が生育できないような 厳しい環境に進出できます。 極地など寒冷な地域や、火山周辺など有毒ガスの出る地域にも生育するものがあります。 菌類は光合成できないので、独立できませんが、 地衣類の場合、菌糸で作られた構造の内部に 藻類が共生しており、 藻類の光合成産物によって菌類が生活可能です。 藻類と菌類は、融合しておらず、独立に培養することも可能です。 しかし、菌類単独では形成しない特殊な構造や、 菌・藻類単独では合成しない地衣成分がみられる等、 共生が高度化しています。 地衣類は成長が遅く、寿命が長いです。 繁殖 は、有性生殖と無性生殖があります。 有性生殖 は、菌の所属する群に特有の 胞子によります。 子嚢菌 について。 子のう胞子は、キノコ状の 子実体に形成されます。 胞子は、その内部の子嚢の中に 減数分裂によって形成され、上に放出されます。 胞子が発芽すると、藻類を取り込んで成長します。 尚、地衣体を構成する菌糸は 単相です。 無性生殖 のための器官として、 粒状や粉状の 芽子が、地衣体の一部から分離して散布するものがあります。 内部に藻類を持って分散するので、すぐに成長を始めることができます。 (粘菌) 変形体 という栄養体が、移動しつつ微生物などを摂食する 動物的性質を持ちながら、 子実体 を形成し、胞子により繁殖するといった 植物的( 菌類的)性質を併せ持つ生物です。 現在の所、 と考えられています。 子実体 は、多数の 胞子を含む袋状の構造です。 高さは高々数 cmで、大部分は数 mm程度です。 変形体 は アメーバ運動する裸の原形質の塊で、 大きくなるにつれて細かい枝分かれを持った 多核体となります。 内部では非常に速い 原形質流動がみられ、 往復運動します。 薄く広がって 10cm程度までのものが多いですが、 1mを超えるものもあります。 生活環 子実体 から放出された 胞子は、朽ち木などの好適な場所で 発芽し、 鞭毛を持つ 単相( n )のアメーバ状細胞が放出されます。 単相のアメーバ は、バクテリアを捕食して 2分裂により増殖する一方、 配偶子 としても機能し、異性の細胞と出会うと、接合して 複相( 2n )のアメーバとなります。 複相のアメーバ は、微生物を捕食して、大型のアメーバ状生物(変形体)に成長します。 変形体 は、摂食により成長しますが、核が分裂しても変形体そのものは分裂せず、 次第に 多数の核を含む、一つの細胞質のかたまりとなります。 また、細い管が網目状につながって広がった構造をとり、 管の内部では、 原形質流動が 往復運動を行います。 朽ち木や土壌中などに潜り込んでいることが多いですが、 適当な時期になると表面に出てきて、 数 mm程の部分に分かれ 、それぞれが子実体となります。 子実体 は、 減数分裂を起こし、原形質が分割されて 単相の胞子を生じます。 無胚葉性 で、 放射相称の形を取る、固着性の動物です。 多細胞動物としては、組織器官が非常に単純で、 その進化のごく初期に分化した原始的なものとされます。 の化石は、 末の堆積層でみられます。 しかし、海の底生生物としては非常に成功している動物群でもあります。 潮間帯から深海まで、熱帯を中心に世界中の海に生息します。 岩盤など、硬い基盤の上に張り付いて成長するものが多いです。 胃腔という内側の空洞部には鞭毛を備えた 襟細胞が多数あり、 鞭毛 によって小孔から大孔へ水を循環し、濾過摂食します( 水溝系)。 体内を通り抜ける水の中から、有機物微粒子や微生物を捕らえて栄養とします。 それらは襟細胞や内部の食細胞が行います。 壺状、扇状など、様々な形態があります。 大きさは数 mmから 1mを越すもの(南極海に生息する海綿)まで多様です。 多細胞生物ですが、細胞間の結合はゆるく、 はっきりとした器官等の分化はみられません。 細かい網目状の海綿質繊維からなる骨格を持ちます。 海綿の体内には 大量の微生物が共生しており、 種によっては全体積の 40%を微生物が占めます。 多くが海綿体内からのみ発見される種です。 現在、細菌と古細菌双方に、 ポリバクテリアや、 タウムアーキオータといった新しい門が提唱されています。 生殖 は無性生殖と有性生殖の双方を行います。 無性生殖 として体表から 芽が成長して繁殖する他、 芽球 という芽を体外に放出して繁殖する種もあります。 有性生殖 も多様であり、 雌雄同体と 雌雄異体の双方の種があります。 多くの種では受精後、幼生になるまでは親の体内で育つ 胎生ですが、卵生の種も存在します。 発生 の過程において、 胚葉の形成は起こらず、明瞭な 器官の分化がみられません。 しかし、海綿動物には、ホメオボックス遺伝子など、 多細胞生物の分化、発生に関わる遺伝子群 が既に存在しています。 また、骨格を構成する スポンジンの主成分は、 他のすべての動物がもつ細胞外マトリックスである の祖先物質です。 分子系統学等の情報から、 多細胞動物は の群体が起源と考えられ、 海綿動物が最も原始的な多細胞動物、という説があります。 一方、最古の多細胞動物の化石である エディアカラ生物群からは、 によく似た生物が発見されています。 刺胞動物の幼生に類似した単細胞生物の 繊毛虫のようなものが多細胞動物の起源、という説もあります( 繊毛虫類起源説)。 外胚葉と内胚葉からなる 二胚葉の動物です。 これらの間には中膠(ちゅうこう)という寒天状の組織(間充織)があります。 クラゲやイソギンチャク、サンゴなどがあります。 多くの種は海産で、海表面から深海底、砂泥の間隙中まで、多様な場所にみられます。 刺胞 という、毒液を注入する針を備えた細胞内小器官をもつ細胞があります。 体制 は、付着性のポリプ型と、漂泳性のクラゲがあります。 ポリプ は、円筒形で、反口側で器物に付着し、口盤の周囲に触手があります。 サンゴのように 群体を形成するものも多いです。 クラゲ は、傘状でその周囲に触手があり、 プランクトンとして生活しています。 ポリプ型は、 無性生殖をするものが多く、 クラゲ型とポリプ型を持つものは、 世代交代をするとされます。 とは異なり、 個体性も明確です。 独立した消化器や循環器系をもたず、 胃水管系という体内の腔所がこれらの機能を担っています。 肛門はなく、口によって摂食、排泄の両方を行います。 体表面には、原始的な感覚器や筋細胞が存在します。 特にクラゲ類では、平衡胞や 眼が発達したものもあります。 網目状の神経系を形成していますが、中枢神経は分化していません( 散在神経系)。 刺胞動物は、基本的には 肉食性ですが、 共生藻類 を持ち、共生藻から有機物を得ているものもあります。 刺胞動物の化石は、 の地層にもみられます。 から、クラゲ様の形態を持つ動物の化石( ネミアナ)がみつかっていますが、 全く別の動物の可能性が高いです。 刺胞動物門の起源 について、 ヒドロ虫綱 (ヒドラやカツオノエボシ)と、 花虫綱 (イソギンチャクやサンゴ)、の 2つの見解がありますが、 分子生物学的には、 後者を支持するようです。 は、他の刺胞動物と異なり、発生段階においてクラゲの時期を経ません。 多くのサンゴは、遺伝的に同一の ポリプからなる 群体を作ります。 絶滅したサンゴ は、 カルシウムの殻の化石によって分類されます。 祖先は、現在の イシサンゴ目(炭酸カルシウムの骨軸を作ります。 )と似たものと考えられ、 5. 7 億年前から 2. 5億年前の古生代の頃に生息していたとされます。 動物の細胞外マトリックスです。 や (ヒドロキシプロリン)、 が多く含まれます。 の スポンジンの主成分が、コラーゲンの祖先物質です。 尚、 植物の細胞外マトリックスは、細胞壁の セルロースです。

次の

エディアカラ動物群とバージェス動物群の決定的なちがいを教...

エディアカラ 動物 群

概説 [編集 ] エディアカラ生物群は、約6億 - 5億5千万年前の先カンブリア時代の生物の化石と推定されている。 同様の化石はのやの沿岸などでも発見されている。 多くの動物とされる生物化石が出るが、いずれも殻や骨格がなく、柔組織だけで出来ている。 本来、硬いをもたない生物は、化石として保存されることが稀であるが、エディアカラ生物群ではこのような生物が数多く見られる。 これは泥流などによって、に生息していた生物が一瞬にして中に封じ込められたためと考えられている。 また、柔らかなマット状になったの集合体の上を大きな生物が移動した痕跡らしきものも確認されている。 この生物群には、状の「ネミアナ」、形をした状の「」をはじめ、直径数十cmにもおよぶ多種多様な軟体性の生物が見られ、地球最古のではないかと考えられている。 多様なものが見られるが、一つの特徴はそれらがかなり大きいことで、の化石群であるやの構成種の多くが数cm程度であるのに比べて、全体に大きい。 また、そのいずれもがごく薄い体をしていたらしい。 歴史 [編集 ] 上記のように、この生物群の発見はスプリッグによるが、それまで全く知られなかったわけではない。 この地域にはアデレード累層群といわれる先カンブリア時代からカンブリア紀にわたる地層があり、を中心とする研究が行われていた。 1922年には同大学のエッジウォース・デービッドがこれに類する化石を発見した。 彼は同大学のティラードと共同で調査を行い、さらに多くの化石を発見した。 しかし彼らはそれらをカンブリア紀のものと判断していた。 これらの発見は、当時同大学の学生であったスプリッグ Reginald C. Sprigg の興味を呼び、1946年、彼は友人とともにアデレートの北約300キロメートル付近、エディアカラ丘陵 Ediacara Hill へ化石採集に出かけ、いくつかの化石(軟体動物とみられる生物の印象)を発見した。 このとき、彼は自分の発見した化石の地層が、古杯類(古生代の)の出る地層の下であると判断し、それらの化石が先カンブリア時代後期のものであり、「最古の化石」との信念を持った。 ただし当初は周囲や指導側の理解がなく、彼の判断は認められなかったが、彼の信念は変わらず、卒業後も地質調査の仕事の傍らこの化石群の研究を続け、1947年に最初の論文を公表、これを機にこの化石産出地は保護区に指定された。 1959年にはこれを先カンブリア時代のものとする論文が国際誌で認められ、広く注目を得ることとなった。 後に同時期の類似の化石は世界のあちこちで発見されるようになり、現在では20カ所以上が知られている。 中にはアフリカのナミビアのように、それ以前に発見されていたことが判明した例もある。 分類上の位置づけについて [編集 ] これらの生物が、現在の生物の分類に対してどのような位置付けにあるのかは良く分かっていない。 最古の多細胞動物と考えられている。 発見者であるスプリッグを含むオーストラリアの研究者は、それらを現在見られる動物群の最も古い祖先と見なして分類した。 他方での形成過程の中で途絶えてしまった側枝であり、それ以降の生物とは全く関係が無いかもしれないという見方もある。 その極端な例では、 アドルフ・ザイラッハー () は、やなどとは独立した「ヴェンド生物界」という分類階級をエディアカラ生物群に与えることを提唱した。 後にザイラッハー自身が「ヴェンド生物 界」は取り下げた。 2000年代後半にはエディアカラ生物群に属するいくつかの生物は、従来に入ってから突然出現したと考えられていた動物群の直接の祖先であるとされるようになってきている。 エディアカラ生物群は、地球全体が氷に覆われていた時期()の直後に出現し、その大部分がの始まる前にした。 に見られるやなどの大型捕食動物の出現とともに、の際には堅いをまとった動物が多く見られるようになった。 エディアカラ生物群は、新たに出現した動物に捕食圧を受け絶滅したとも言われている。 また環境の激変が起きた可能性への指摘もある。 も参照。 脚注 [編集 ] [] 注釈 [編集 ]• の末期にあたり、またはとも呼ばれる。 それらのほとんどは円盤形のもので、彼はクラゲ型生物と呼び、他のものはミミズ型虫や節足動物に似ており、分類不能のものもあった。 (鎮西清高訳『世界の化石遺産 -化石生態系の進化-』 朝倉書店 2009年 11ページ)• ロシアの白海沿岸、ニューファウンドランド、カナダ北西部、ノースカロライナ、ウクライナ、中国など、どこでもおよそ6億7000万年前から最前期カンブリア紀(5億4000万年前)までに現れる。 出典 [編集 ] 出典は列挙するだけでなく、などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。 記事の信頼性向上にご協力をお願いいたします。 ( 2017年8月)• 『』訳、、1993年、ISBN 4-15-203556-0。 サイモン・コンウェイ・モリス『カンブリア紀の怪物たち - 進化はなぜ大爆発したか』〈〉、1997年、ISBN 4-06-149343-4。 、磯崎行雄『生命と地球の歴史』〈〉1998年、ISBN 4-00-430543-8。 リチャード・フォーティ『生命40億年全史』渡辺政隆訳、、2003年、ISBN 4-7942-1189-9。 白山義久編『無脊椎動物の多様性と系統 - 節足動物を除く』・監修、〈バイオディバーシティ・シリーズ〉、2000年、ISBN 4-7853-5828-9。 宇佐美義之『カンブリア爆発の謎』、2008年、ISBN 978-4-7741-3417-8。

次の