マスク自警団。 【正義中毒】コロナ自警団が営業を続ける飲食店へ張り紙⇒コロナが作り出した恐怖に支配された民衆の心が動き出している…

マスク売り切れ問題、中国人の買い占めが日本にまで及ぶ事情

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高口康太 1976年、千葉県生まれ。 中国経済、中国企業、在日中国人社会を主にカバーするジャーナリスト。 千葉大学人文社会科学研究科博士課程単位取得退学。 中国・天津の南開大学に中国国費留学生として留学。 留学中から中国関連ニュースサイト「KINBRICKS NOW」を運営。 2020年2月よりダイヤモンド編集部特任アナリスト。 19年8月刊行の『幸福な監視国家・中国』 神戸大学梶谷懐教授との共著、NHK出版新書 は、習近平政権下におけるハイテクを活用した政治・産業の実態を縦横無尽に描いた快著として好評。 著書はほかに『なぜ、習近平は激怒したのか』 祥伝社新書 、『現代中国経営者列伝』 星海社新書 、編著に『中国S級B級論』 さくら舎 など。 好きな言葉は「勝ち将棋鬼の如し」。 DOL特別レポート 内外の政治や経済、産業、社会問題に及ぶ幅広いテーマを斬新な視点で分析する、取材レポートおよび識者・専門家による特別寄稿。 中国EC(電子商取引)最大手のアリババはニセモノや粗悪品のマスクを販売していた店舗を公表し、絶対に値上げは許さないとの声明を発表している。 大規模な感染確認からまださほど日がたっていないのに、早くもニセモノマスクが大々的に流出しているとは、中国スピードでのモノ作りがどれほど速いのかがよくわかる事例といえるだろうか。 政府や大企業が対策に躍起になっているとはいえ、騒ぎがこれほどまでに拡大している以上、冷静さを取り戻すことは難しいだろう。 業者だけではなく、マスク買い占めに走りまわっている一般人は少なくない。 転売して不当な利益を得るためではなく、自分たちの命と健康を守ろうと思っての行動だけに、こうしたパニックは止められない。 国民のパニック鎮静化には 政府によるコミュニケーションが必要 2011年の福島原発事故後には食塩があれば放射線被害が回避できるとの噂が広がり、売り場から塩が消えた。 当時、知人の家を訪問したところ、テーブルの上には食塩が山積みになっていたことを思い出す。 あの塩は何年かけて消費されたのだろうか。 SARS蔓延の時にはお酢を加熱して蒸発させれば室内が殺菌されるとのデマが広がった。 鳥インフルエンザではニンニクが効くとのデマで価格が高騰。 デマに踊らされて役にたたないものを買い占めるよりは、マスクのほうが進歩しているような気もするが、奪い合いになっているのは辛いところだ。 中国での混乱はマスク不足だけではない。 1月28日、中国公安部は新型肺炎対策の会議を開催したが、その中で「許可なく道路を遮断する行為があればただちに報告せよ」と訓示している。 というのは、中国の農村部では自警団が道路を封鎖し、通行人の身分証をチェック。 肺炎流行の中心地である湖北省の市民だった場合には追い返すといった事態が多発しているのだとか。 パニックを抑えるためには、政府による国民とのコミュニケーションが欠かせないが、なにせ12月の感染発見から1カ月以上も正しい情報を公開しなかったという経緯もあり、国民に信頼させることは難しい。 まだまだ混乱が続きそうだ。 (ジャーナリスト 高口康太)•

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「コロナ自警団」はファシズムか? — 他人にうるさいノイジー・マイノリティでしかないから

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まったりディストピア コロナショックによって、日本中のありとあらゆる領域で分断が生じています。 とりわけ政府や自治体による「自粛要請」を盲信して「自粛警察」(自粛していない店や人を警察のように取り締まったり、実際に通報する行為を指すネットスラング)を買って出る人々と、「補償なき自粛」に異議を申し立てて応じない人々、「規制なき自粛」に何の危機感も抱かずに過ごす人々が、お互いを罵り合って収集がつかない「分割統治状態」が出現しています。 被支配者同士の対立をあおり立てて、支配者への批判をかわす統治手法を「分割統治」と言います。 自粛をめぐる3つどもえのバトルは、為政者が頼んでもいないのに勝手連的に沸き起こった地獄絵図です。 都市部を中心に感染者数の増加が収まらず、経済的に困窮する事業者・被雇用者も増えている中で、市民同士による陰湿な相互監視が幅を利かせ、個々の事情などお構いなしに「同調圧力」という暴力が横行しています。 他方、今のところコロナ禍による経済的なダメージをほとんど受けることなく、テレワークの恩恵を享受できている人たちがいることも事実です。 巣ごもり特有の「贅沢な悩み」をウェブ会議でほろ酔いで語り、マスク姿の主婦たちは子連れで買い物に繰り出し、公園などに集まって素知らぬ顔で井戸端会議をしています。 まるで、パンデミックなど自分たちの生活には大して影響はない、と言わんばかりにです。 筆者はこうした、「深刻」と「楽観」が隣り合うようにして、埋め難い社会の分断が噴出する暗黒世界を「まったりディストピア」と呼んでいます。 感染症で人が死に、仕事がなくなるといった極限状態が展開される一方で、依然被災(こう述べても差し支えない状況になっているでしょう)を免れている人々の間では、実はそれほど変わらぬ日常が続いています。 たしかに「ディストピア」感はあるのですが、それは平時にぼんやりと思っていたような破局の光景ではなく、やたらと「まったり」しているのです。

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ドラマ「ウォッチメン」ロールシャッハのマスクは何を意味するか ─ 特別映像「ロールシャッハの後継」でヒントを探れ

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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大防止のために、政府や地方自治体が要請した営業自粛やマスク着用などを他者に強く求める「コロナ自警団」などと呼ばれる人々が出現しているのだが、歴史社会学者の田野大輔氏が、彼らの行動はファシズムに通じる行為であり、それらの行為を見かけたら他人事と傍観するなと主張しだした。 確かにファシズムと共通する点もあるだろうが、よくある現象なので適当にいなしておけば良いように思える。 田野氏の主張は、「コロナ自警団」の指導者の命令を攻撃的手段で他人に強制していく側面が、ナチスのプロパガンダに乗ったユダヤ人迫害に似ていると言う話なのだが、ルワンダ虐殺などの事例研究などを見るに用意周到に準備しておかないと、そうは多くの人が迫害をはじめたる事は無い。 迫害を容認しがちかも怪しい。 田野氏が挙げている図書室に突撃隊がやってきてユダヤ人を追い出そうとした事件でも、突撃隊と騒乱を起こした人がいない一方で、その場にいたユダヤ人が突撃隊に突き出されたわけでもない。 突撃隊に非協力的であった。 自粛要請などが無くても、リスクを感じたら憤慨して文句を言い出す人々はいるが、そういう人ではないであろうか。 そもそも、ナチスに限らず政党が暴力装置を抱え込んでいるワイマール共和国と今の日本は随分違うと言うか、日本の公権力は「コロナ自警団」を認めていない。 「居酒屋に怒鳴り込んで閉店を要求したり、パチンコ屋で入店を待つ客に罵声を浴びせたりする人」に言及されているのだが、威力業務妨害や強要罪(の未遂罪)や名誉毀損罪や侮辱罪などになる。 既に威力業務妨害で捜査されている人と、脅迫で逮捕された豊島区職員がいる。 いちいちすべては逮捕されないと思うが、「コロナ自警団」は違法行為。 第3者が一緒になって対抗する必要は無い。 スマホで「コロナ自警団」の行為を動画撮影しておくなどするのは、嫌がらせを受けている人や警察のためになるかも知れないが。 なお、市役所や警察に通報する行為は、スルーされるか、市役所や警察から要請が来るぐらいだろうし、そもそも第3者は知りようが無い。 第3者も「「コロナ自警団」はいけませんね」と批判する事はできるが、「コロナ自警団」はそういうのに聞き耳は持たない。 こういうわけで「コロナ自警団」にはファシズムと共通点がありうる一方で、明らかな相違点が多くあり、他人にうるさいノイジー・マイノリティでしかないように思える。 欧米のポリティカル・コレクトネスに熱心なリベラルのようになるかもだが、昔のファシズムや最近のアンティファのように大きな問題に発展する可能性は小さい。 「コロナ自警団」への有効な対抗措置が無いのであれば、声を挙げて制度変更を求める必要があると思うのだが、今の日本では色々な法的対抗措置が可能だ。 田野氏はレイシストしばき隊の行為に対して声をあげていないと思うが、しばき隊リンチ事件で自滅した。 こういうわけで、特段、「コロナ自警団」に対抗して声を挙げる必要が無い。 警察が動いてくれないなどの問題が生じれば別であろうが。 112• 211• 146• 123• 105• 157• 365• 397• 297• 333•

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